主人公作者共に短慮・浅慮に尽きる。

投稿者おと2017年9月19日

形式: 単行本(ソフトカバー)|Amazonで購入

男性向け異世界転生俺TSUEEEEE!な昨今のただのラノベモノ。
他の方も言っていますが、物語としての盛り上がりというかトラブルメーカーが存在しないと、
物語の問題解決要素が出てこない、という発想の作者さんなのか主人公が前世の設定を無視して浅慮すぎる。
むしろ作者のストーリーやキャラ設定選択が短慮故に主人公に反映されているだけか?とも思う。
男性向けということもあり無理のある範囲で女性キャラばかりがメインキャラに出てくるのも世界観の無理やりさを際立たせる。
1巻を読んだ時点では「まぁ突然飛ばされて巻き込まれてるわけだからしかたない」と期待していたのだが、
他人と自分の差異に対しての評価や態度へ疑問を持っていた主人公が、
異世界と地球の差異に対して関心がなさすぎる。
しかも理系という設定のはずなのに。
作者さんがこれがおもしろい、なろう読者がおもしろいと反響が大きい
と思って書かれていると思うので主人公の異能っぷりもこのままで成長は望めないので最終巻が出ても読む気になれません。
2巻3巻と読み進めるうちに設定負け・値段負けの感が深まったためこうして書かせていただきました。

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