0986この名無しがすごい!
2018/05/23(水) 18:52:43.13マジでこれ
シアを受け入れてから来るものは拒まず状態だからな
というか寒い文章だな
愛子は思い出す。自分もハジメに愛されたいと願った、神話決戦のあとの一か月。
そこで、受け入れてもらう上に提示された――魔王様の条件。
――もらうと決めたら、逃がしはしない。
魔王の女に、“別れる”という概念はないのだ。
たとえ、愛子自身が嫌だといっても、ハジメが逃がさない。
たとえ、どんな事情があろうとも、だ。別れる可能性がありながら、最愛以外の女を受け入れるなどあり得ない。
それが、非常識で最低な、複数の女を囲うというハジメの最低限のけじめだ。
受け入れるのは、互いに一生を捧げる相手のみ。
故に、愛子が、倫理だの、常識だの、そんなもので悩んだところで無意味なのだ。
もう、愛子は、魔王にその身も心も捧げてしまったのだから。
所謂、魔王様からは逃げられない、というわけだ。