ユリウスがレイドに挑戦した二度の対戦では、
ユリウスは終始模範的な騎士として戦っていたが、例外的に二回だけ騎士らしからぬ攻撃をしている。
二回とも「蹴り」なんだが、レイドはこの二回の蹴りに関してのみ肯定的な評価・反応をしている。

つまりお手本通りの騎士ユリウスでは、レイドを満足させられないんだよ。


第六章28
「気持ち悪ぃンだよ、オメエ。綺麗なお面貼り付けてンのか、オメエ。他人の猿真似ばっかで満足か、オメエ。剣も、オメエも、つまンねえよ」