>>356, 358
キミはまだわかってない! ワイのレスには深い意味がある! 含蓄のあるレスである!

では今回、特別に解説すると、まさにそれが作家の人生というものである!
つまり、存在意義を見つけて、それをなぞるように生きるのは、作家ではない! むろん人生に目的をもって生きる人間はいてもいい! 夢を持ち、目標を掲げ、それを実現するために今を生きる! 素晴らしい! だがそれは作家の人生ではない!

作家の人生とは、そういった次元を超えたところにある! 強いて言うなら、世を達観している者が辿り着くところが、「作家」という場所なのである! おわかりであろうか! まさしくその境地が、文章にも表れるのである!

この世に目的も存在意義も感じない! それが作家である! では、作家は、何を求めるのか! ずばり! センスである! おのれのセンスのままに生き、そのおのれのセンスに満たされる! それが作家の本分である! ただそれだけである!
必要以上の金も要らぬ! 物欲もなく、人の情すら拒む! この世に自分自身が感じる存在意義などない! 必要としない! ただ、あるがままに、なすがままに!

だからこそ、センスを最重視する! 理屈で、こうだ、こうあるべきだ、と考えて書かない! 自分が読んでみて気持ちいいか悪いかで判断する!
まただからプロットに縛られることもない! プロットを用意しても、こっちの方がセンスがいいと思えばどんどん変えていく! 変わっていく! 水先案内人はおのれのセンスなのである!

では、キミの場合はどうであろうか! 誰かのつくった「こうあるべきだ」に縛られてやしないか! キミの中に「誰か」が存在し、その誰かが感じる存在意義というものに、へつらってやしないだろうか! 誰かがいないとキミはキミ自身を保てない! 違うだろうか!
おのれのセンスのために生きるというのは、なにも野放図に生きるということではない! 自分が心地よいと感じるセンスは他人も心地よい! そう、それが才能の有無である!

誰かに必要とされるのは、気持ちがいい! しかし、それを目的化させてしまい、作家の本分を忘るべからず! それを肝に銘じるがよい! さあ自由に生きよ、そのセンスの赴くままに!
さらなる精進を期待する!