俺の高さに合わせるよう、膝を屈めるセト。
 お互いのサイズは全く違う。もっとも、そんなことは問題ではない。
 愛だ。少なくても愛情があれば、だが、やはり体の相性が悪いと……

 いや、そのための獰猛パワー。

「獰猛パワー全開!」

 時刻は深夜。
 暗闇の中で一際光を放つ俺の身体。
 身体の相性を、種族の壁を超えて一つになるのが、獰猛の力なんだ!
 サイズ差があろうと、感度を極限まで高めれば!

「セトッ! セトッ! んほおっ!」

「グルッ! グルルッッッ!」

 ひとつになった俺たち。
 セトの背中をベッドに夜を明かした俺は、すっかり乾いた服を着直した。