基本的には政治的判断というよりはビジネス的な判断だと思うけどね。

日本国内のオタク市場が少子高齢化で先細って、DVDやら何やらが売れなくなっている現在、コンテンツ各社が活路を見出しているのは海外市場だろ。
その中でも市場規模の大きい中国は外せない。
それと、潤沢な資金力のnetflixをはじめとするアメリカの巨大配信サイト。アメリカのメディア巨大企業は最近ポリティカル・コレクトネスに神経を尖らせているからな。

そういう「お得意さま」に「ヘイトな出版社」「ヘイトなアニメ製作会社」っていうレッテルを貼られたくないっていう経営上の判断だったんだと思うよ。

俺はこの作品読んだことないけど、よくある異世界テンプレなんだろ?
アニメ化されても一年後には忘れられてしまうような量産型なんだろ?

出版社にしてもアニメ会社にしても「会社の看板に傷がつくリスクを負ってまで守る必要も義理もないや」ていう損得勘定が働いたんじゃないの?

それと「中国だって抗日ドラマ作ってるだろ」っていう意見もあるけど、連中は海外市場を気にする必要がないからね。
気にしてるのは国家当局の検閲だけ。
カンフーでゼロ戦を墜落させるようなドラマなんて、中国人自身だって本心では「くだらねぇ」って思ってバカにしてるよ。