暴言許すまじ! 太宰には文学性はある!
確かに古い作品であるがゆえに小説のタイプとしては語り口調ではあるが、その語り手としてのテクニックは、秀でている!
たとえば「ですます調」で書けばほとんど読むに値しないが、太宰のそれは読みやすく惹きつけるものがある! 一見簡単そうではあるが、これはかなり難しい! ワイが分析するに、文体からそこはかとなく感じられる語り手の性格に魅力がある!

太宰をまねた作品といっているのは2レスで投稿したやつのことか! ちょうどいいから、それと比較すると、まさに月とスッポンである!
まねた作品はただ「死にたい」をテーマに、ごちゃごちゃ屁理屈を並べて、オチとして語り手が死んでしまう、というやつだった! はずだ!(たぶん) 読者はこれのどこに語り手の魅力を感じるというのか! もうおわかりであろう!
人としての魅力は、奇抜なことをすればいいというものではない! 早い話が、共感であり、ワイがいつもいっている、センスである! センスの問題である!

キミは友達にしたいなら、センスのある人間とセンスのない人間、どちらを選ぶ!

もちろん何のセンスにもよるが、自分の関心のあるものとして、そのセンスのある人間に、興味をもつだろう! 太宰に惹きつけられる若者は、太宰のそのセンスに惹きつけられるのである! たんなる「死」というテーマに惹きつけられているのではない!

万が一にも「死」という題材を扱って太宰を気取っているのなら、恥を知るがよい! まず読めない者は、書くこともままならない! 文学を理解できぬ者に真の文学を語る資格があろうはずもない!
センスなき者に、人は魅力を感じない! まずはおのれのセンスを見つける努力をするがよい!
さらなる精進を期待する!