「くっ……いくぞっ……!」
レイが一際高く声を上げると、レイの欲望を具現化したかのような粘ついたそれがビューネへと降りかかった。
ビューネは懸命に口を閉じ受け入れまいと足掻くが、拒絶するビューネの意思などお構いなしに、それはビューネの顔中を汚していく。
「んっ……んんー!」
あまりの臭気に涙目となり吐き気を催すビューネ。
臭すぎて鼻で呼吸をするのが限界になったビューネは思わず大きく口を開けた。
だがそこにすかさずレイの棒が割り込んできて、あろうことかビューネの口内にまで臭いねばねばを流し込んできた。
「ん……! んんー! んーっ!」
逃げようとしてもレイの人外の膂力で頭を押さえつけられており、どうすることもできない。
おまけにレイはその嫌がるビューネを見てどうやら気を良くしているようだった。
レイはますます嗜虐心を掻き立てられたのか、獣のように獰猛な笑みを浮かべて言い放った。
「お前がこれを好きになるまで続けるからな。覚悟しておけ」
そんな日は決してこないとビューネは思う。だが、そうだとしたら永遠にこの苦しみが続くのだろうか。
「もっとぐちゅぐちゅに掻き回して、大好きだと言わせてやるぞ。いずれはこれのことしか考えられなくしてやるからな……」
ビューネの地獄の日々はまだ始まったばかりだ。