無職転生19巻 発売のお知らせ
2018年 08月24日 (金) 17:54
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 理不尽な孫の手です。
 前回、新作を書いてて、キリのいい所まで書けたら世に出したいとか言って、途中で放り出したダメな孫の手です。
 ごきげんよう。

 いや、放り出したといっても、10万字ぐらいは書いたんですよ。
 ただ、書籍化作業とかが忙しくなってきたり、遺産相続の話がどうのとか、初盆がどうのとか一周忌がどうのとか、そういう話が絡んでくると、どうしてもモチベーションが続かなくなってきてしまうんですよ。
 自分がやりたいだけの事より、他人が関わることを優先しなきゃいけないって思うと、どうしても時間や余裕がそっちに取られてしまうわけですね。
 かといって遺産相続関連の作業に対するモチベーションが高いわけでもなく、やってる途中で自分のやりたいことに目移りし、結局どちらも半端な状況で日々が過ぎていく。
 悪循環って奴ですね。
 どっかで断ち切らないと、このまま何年もズルズル何もできない日々を過ごしてしまいそうです。

 メンタル的には回復してきているので、どっかでポジティブな流れに持っていきたいものです!


・宣伝

 今回は19巻発売の宣伝です。
 発売日は8月25日。
 置いてある所には、もう置いてあるかと思います。
 19巻はザノバ編になります。
 無職転生の各章の中でも、あまり人気が無いと噂のザノバ編です。

 改稿作業をする時、あまりウケがよくなかった章に関しては、私自身「なんでこの章は批判が多かったんだろう」と考えながら読み直すんですよ。
 何か理由があるはずだ、と思って。
 実際、その理由は(それが正解かどうかはともかくとして)大方わかるし、わかった所で「でもこれはそういう話なんだし、仕方ないじゃん」という結論が出るわけです。
 ふわっとこんな感じの書きたい事があって、書こうとしたらこういう風になった。
 それが受け入れられない人や、不快に思う人がいるのは仕方がない。
 でもそれ以前に「理解出来ない」「わからない」って人がいるのは私の筆力不足だ〜って感じです。

 だから、最近の書籍化作業の時は主に「理解出来ない人に理解してもらう」のを目標に改稿しているわけです。
 読者の好き嫌いをコントロールすることはできませんが、ワケのわからない文章をワケのわかる文章に書きなおすのは、努力次第でなんとかなりそうな気がしますからね。
(もっとも、改稿した結果「すでに理解している人が理解不能になる」可能性もあるわけで、どう書けば正しい、なんてのはわからないわけですが)

 ともあれWEBで苦戦した章というのは、私自身も、どう書けばいいのかわからず、試行錯誤しながら書いていたから、全体的に読みにくいし、理解しにくい。
 だから、書籍化の際にやるべきことも多くなり、やっぱり苦戦することになっています。
 恐らく、あと2巻分(21章クリフ編あたりまで)は苦戦が続くんじゃないかなと思っています。

 ともあれ、ザノバ編はWEBの時から面白かったって人には「変わらぬ面白さだ」と言われるのを目標に、理解出来なかったって人には「書籍版ならなんとなく理解できた(理解はできるけど受け入れられないでもok)」を目標に頑張りました。
 よろしくおねがいします。