作者さまのコメント

〉元々は素直ないい子なだけに、あまりの嫌われようにとても気の毒になります。
いつかはヴィルさんにも幸せが訪れることを祈ってます。

幸せかどうかは、見る時、見る人によって違います。
ローゼマインも家族と別れて下町の皆と隠し部屋でも会えなくなって不幸とみるか、貴族になって命が助かり、本が読める環境で幸せとみるか、大きく違うでしょう。

ヴィルフリートは領主一族の誰も廃嫡になることを望まず、兄妹仲も他領と比べれば良好で、貴族院では優秀者になり、他領に友人もできて、側近とも仲良し。深刻な悩みもない。
周囲の悪感情に気付いていない今は幸せですよ。
悪感情に気付いた後、ヴィルフリートがどのように考え、行動するのか。何を自分の幸せとするのか。それが大事だと思っています。

〉ヴィルフリートは本当に側近に恵まれなかった(>_<)

2年間眠っていたため、子供部屋で自分と気の合う側近を選ぶことができず、一族の指示で
一覧表の中から顔と名前が一致しないまま選ぶことになったし、神殿通いを疎まれて成人側近が簡単には見つからないローゼマインの方が、普通に考えると恵まれていません。

ローゼマインは自分のやり方に合わせてもらえるように側近や周囲を整えていきました。成人文官がいないのでハルトムートに指示を出したり、ダームエルのやり方に馴染めない者は入れないと言い張ったり…。
ヴィルフリートやシャルロッテは、親が選んだ成人側近に見習いを育ててもらっています。教えられるのは、当然昔ながらのやり方です。その違いが大きいと思います。


〉先月の貴族院の自称図書委員Wと今回の外伝、そして読み直したweb版とひたすら読み続けて入院生活も退屈せずに済みました。感謝しかありません。

退屈しのぎになってよかったです。
どうぞお大事に。

〉外伝とても面白くて感情と言葉が上手くまとまらずグラマラトゥーア様のご加護がどうにも得られないので凡庸な一言になりますが、
控えめに言って最高!でしたd( ̄  ̄)

一番嬉しい感想ですよ。
頑張った甲斐があったと思えるし、できるだけ二年生に続けようと思えるので。

〉もう、もう、もう!何て面白いんですかっ。書き下ろしに次ぐ、書き下ろしで、読み終わるのが勿体無くて、一行一句一言舐めるように咀嚼いたしました。ご馳走様でした。げふっ。

楽しんでいただけたことがよく伝わってきました。
書いてよかったと思います。
香月 美夜  [ 2018/10/14 23:49 ]

>何度読んでも(ハルトムートの)ヴィルフリート酷評にあー…ってなります。

ハルトムートはもうどうしようもないですね。
彼は多分エーレンフェスト貴族全体の中で上位五指に入るくらいヴィルフリートが嫌いですから。

元々ライゼガング系でヴェローニカに育てられたヴィルフリートが嫌いだったのに、
ローゼマインの洗礼式で祝福にヒャッハーして挨拶を心待ちにしていたら親族挨拶の前に連れ出されて血みどろ事件になり、
教育が足りないところを指摘して追い落としてローゼマインを持ち上げようという画策に参加していたところをよりにもよって
ローゼマインに補っていただき、一年待ってようやく側近になれると思ったら旧ヴェローニカ派貴族の暴走で肝心のローゼマインはユレーヴェ漬けに。
貴族院では白の塔で廃嫡寸前の罪を犯して汚点持ちになったのに相変わらずローゼマインに対して偉そうに兄面をしている姿を見る度にどす黒い怒りを覚えていますから。

>ヴィルフリートはリンシャンと髪飾りはともかくお菓子は事前に情報を入れておくべきなのではないでしょうか?

ヴィルフリートはエーレンフェストで流行発信者としての社交を経験していないので、その辺りの認識も不足しているのでしょうね。
女性のお茶会でフロレンツィアやエルヴィーラに揉まれているシャルロッテやブリュンヒルデとは経験値が違います。
ローゼマインの流行発信は貴族女性というより商人精神が見え隠れしているので、貴族としてはまたひと味違います。(笑)