N4903EY
百錬の覇王と聖約の戦乙女(作者が書き直し)
作者:喪愛

『陽の光』。
それはまさに『煌びやか』の一言に尽きる。
……この魔法陣を持つ者は「全ての魔法系統」が扱える
オールマイティとして才能を遺憾なく発揮する
まさに『確約された神童』として崇められている。
旧い伝承では『英雄譚の勇者』がその魔法陣を所持していた。
一方では『暗黒』の魔法陣を保持する者達も居る。
『陰の光』。
白色が「全ての魔法系統」を扱える者達なら
これらは治癒などの補助魔法を棄て破壊する事だけに特化した者達であり白色の魔法陣が勇者なら『暗黒の魔法陣』を展開する者は勇者に対峙する『魔族』である。
この者達は『魔導の道を歩む魔人』として忌み嫌われている……。

白い魔法陣を持つ『勇者』は使徒(キューピット)と呼ばれ、
黒い魔法陣を持つ『魔族』は死者の兵団(エインヘリアル)と呼ばれた。

神話に綴られる双方の争いの物語は
『荒野祭』と言う名の祭りとしてこの国に遺っている。