「村八分」で「村十分」じゃないもんねえ。火事と葬式だけは勘弁したれ、だっけか。
もっともそれも「死体が打ち捨てられると疫病のもと」「火事が及ぶと自分の家もヤバイ」
ということで、八分対象を慮るものではないという。

災害での救助も「下手に居着かれたらヤバイ」とか「どこかのスパイかも知れんので充分監視せよ」
みたいな側面もあったかも知れんな。
たとえそれが親切心から来るものであっても。
あるいは領主がそういう風に言い含めたのを、長年経つうち「自然の習慣」に昇華したか。