キリスト教異端とされた信仰を史上初めてカトリック教会に認めさせるという快挙を成し遂げた男
フス派全軍司令官・孤児団指導者
アンドレアス・プロコプ
7年間に渡って、小国の軍を率いて全カトリック世界を敵に回して戦い、ローマ教皇と神聖ローマ皇帝さえも、その武威に屈指させた一代の英雄だったが、その最期は味方の裏切りに沈んだ
あまりに勝ちすぎたために急進派が暴走し、プロコプの統制を受け付けなくなるという事態がプロコプを死に追いやった
戦争に勝利して、戦略目的も達成されつつあったのに、勝ちすぎたせいで間違った方向に進んでしまうと言う不本意な結果に終わってしまったのだ
皮肉なことに、あまりに強過ぎた事が彼の戦略を狂わせてしまう
急進派に引きずられていくうちに自分自身が心から望んでいた和平の障害となってしまい、不幸な最期を遂げてしまう