>>361
(´・ω・`) ……えーと、なろうで神様はあくまで脇役です!

物語論の系譜では「デウスエクスマキナ」っていうんですけど
要は物語における神とはご都合主義的な舞台装置なのであって
あんまり前面に出さないのが近代的な物語の約束事なんです

……と堅苦しい理屈は抜きにして神が登場する作品でも
『このすば』のアクアは人間味あふれるダメ女神だし
『幼女戦記』では主人公が神と対立するんです

そこでもしカズマがアクアの宗教を布教する立場だったらどうか?
幼女戦記の主人公が転生神の狂信者として戦ったらどうだったか?

個人的にもやっぱりなんか違和感を覚えてしまいますし
なろうのアニメ化作品で神が主題の作品を知らないです

そして物語の中身は必ずしもそういう話ではなくても
タイトルあらすじに神を出すと強烈なインパクトがあって
(たとえ架空のものでも)宗教色が強くなってしまいます

もう少し具体的に問題点を言うと
神を主題にすると主人公に感情移入しにくくなるんです
なぜなら読者は転生してないから転生神に義理がないんです!

そもそも現地主人公にして転生(神)は端折ってしまってもいいですし
そういうお話のお約束みたいなことには本気で感情移入できないんです

「異世界旅」「異世界料理」「異世界スローライフ」とかと違って
転生神の布教というのは読者のしたい欲求とまず一致しないんです

もしこれが主人公が不幸な生い立ちなので
異世界で孤児院でボランティアをしてます
みたいなことなら共感できると思います

異世界で食べ物をくれた人をモンスターから守る
みたいなことでも読者の現実に置きかえて共感可能です
でも転生そのものに共感させるのは無理筋だと思う

……すごい根本のコンセプトの部分で違和感を覚えます
タイトルあらすじでもっと神様より主人公を前面に出して欲しいです
ほかの部分に触れられなかったけど、それだけ大きい問題だからです