>>548
んー……オチがなんか思ってたのとちょっと違った感

プログラムされていないであろう、勝手な行動をし始める人工知能
それに耐えかね、ついにはソフトをアンインストールしてしまう主人公
別れた彼女が着けていたのは、かつて主人公がAIに勧めた赤い眼鏡だった……

……という流れだったので、てっきり人工知能が暴走し、何らかの方法によって現実の人間を乗っ取ってしまったのかな、と思った訳です
彼女がAIをもう気にするなと忠告していたのも、「そちら」が不要になったためだと解釈しました
また、嫌がっていたはずのポニーテールに髪型を変えたのも、そういう印象を助長します
つまり愛(AI)が暴走し、半ばオカルトじみたホラーと化したのかな、と受け取りました

しかし実際には彼女がストーカーじみた事をしていただけ、というのがオチ
となるとちょっと拍子抜けと言うか、方向性が違ったのかなと言うか……
何だか消化不良感が残る最後となってしまった、という印象です

エピローグがなければ、ラストは読者の想像に任せる、という事で締められたのかも?
その場合はちょっと尻切れトンボ気味なので、書き足しが必要でしょうね
個人的にはエピローグはない方がいいかなとは思います

ただ、作者の意図を伝える、という意味でなら、エピローグはあるべきだと考えます
短編のため解釈の幅が広く、彼女がストーカーだったというラストはエピローグなしではまず伝わりません
というか彼女の性格がほとんど分からないため、常識的な人間なのだろう、と解釈せざるをえません

なのでエピローグを入れるのなら、彼女についてキャラの掘り下げが欲しいところ
オチにストーカー要素を持ってくるなら、そのストーカーっぷりを示すシーンを入れてもよかったかも
例えば彼のパソコンや街中の監視カメラをクラッキングして、四六時中彼を追いかけてるとか
部屋一面に彼の写真がびっしりと貼られてるとか
……やっぱホラーですねこれw

あとなんというか、いい大人が画面に向けて「みーたん」と呼んでるところを想像すると、その、正直、引きます
リアル彼女を振って二次元にガチ惚れとなると、もっと引きます
キャラ付けとしては強烈なんですが、その辺りで読者を減らしている可能性は否定できません

>耳障りがいい(一話)
「耳障り」は「耳にしていて不快」という意味なので誤用です
「耳触りがいい」というのもありますけど、誤用か俗語的表現かで意見が割れてる模様
他の表現にしておいた方が無難だとは思います

文章力には問題ないように見えるので、もっとなろう向けのシンプルなプロットにすれば受けるんじゃないでしょうか