>>213
上の説明も文系解釈だし、理系に言わせたらまったく詳しくはないと思うけども……大雑把に言うなら

・トンネル理論は「壁に体当たりをしたら、小数点以下の確率で壁をすり抜けられる」理論としてよく扱われる

・こちらは死ぬほど大雑把なだけでそう間違ってはない、ただしその理由は「量子は小さいから隙間を抜けることがある」
 のではなく、量子が持つ「波と粒」の性質によってすり抜けるような結果になることを指す

・どちらかというと、この場合のすり抜ける量子というのは物体ではなくエネルギーや情報(素粒子の状態)のこと
 ただし、もしも100%トンネル効果を起こせるのであれば物体をすり抜けさせて、壁に体当たりをしてすり抜ける、も可能ではあるはず……
 そこはちょっと文系には断言できないが、素粒子のエネルギーと状態を維持できたらそれは物体が通り抜けることと同じはずなので

・もちろん現実的には壁に体当たりをして通り抜けられる可能性は限りなくゼロに近い、実質不可能

・ちなみに本来のトンネル効果の語源は『ポテンシャル障壁』と呼ばれるミクロ世界の「壁」をトンネルのように通り抜けることを指すもので、
 一般に言われる物理的な壁のことではない。わかりやすいからそう説明されるだけ