>>276
いや、むしろ読み込んだ人間だからこそ「同じ」が分かるんだと思うよ
自分ではSFってジャンルの共通項はわかるし、同時にジャンル外からどう誤解されてるかも知ってる
異世界転生に関しては「読み込んだら違いがあってオリジナリティがあって面白いから売れてるはず」
って誤解がよくある

でも違うよ、異世界転生は「同じ」だからこそ売れてるんだ
なろうにおいては同じモノ=ある程度の品質を保ったわりと面白い作品、違うモノ=つまらない駄作、って図式が成り立ってる
実際に売れた作品を真似て成功した作者はいくらでもいる(回復術師とか)、
事実としてなろうでは「オリジナリティを追求したつまらない作品群」が掃いて捨てるほどあるんだから、
「同じ」作品を求めるのは何も間違ってない……問題は、そこに違いを勝手に見い出しちゃう側の誤った分析の方だ
まぁとはいえ、基本は同じテンプレ、ただし蜘蛛とか剣とか自販機とか一部だけ変える、って意味でのオリジナリティはあったりはするけどね
回復術師みたいな限りなく同一コンセプトのコピー的作品で成功した例もいくらでもあるけども

そして「売れない作品をどうにかする」というのは、考え方からして間違ってる
問題提起は「何が売れるか?」からするものであって、「売れない作品をどうにかする」なんてことはほぼ不可能に近い
なろうっていう壮大なシステムが弾き出した回答の作品は「売れる」
そしてそれ以上の、「超売れる」作品を生み出す方法論は現状存在しない、そもそもなろう自体が時代の最先端の創作システムだから

売れない作品はどうにもできない、短期的にはなろうのやり方が最も正しくて、
長期的には誰か天才的な作者が現れるのを待つしかない
そして、書く側としては自分がその天才的な作者になれるよう努力するしかない