全作品の寸評
>>448
女性の視点の回想から物語が始まる! 読み進めていくと男性の身勝手な部分が見えてきて、
最後は永遠の別れへと至る! 女性は最後の山のデートで男性の手によって殺害されたのだろう!
全てが過去の話なのか! 霊となった女性が語っているように思えた!

>>459
主人公の女性は男性と同棲していながら縁談を進める! そのせいで場面がころころ変わり、
若干の読み難さを覚えた! 同棲相手の佑太をお題に合わせて「あなた」と表現するところは少し引っ掛かった!
佑太は子供のように無邪気で主人公は母親となっていた! それでいて恋人として復縁を迫る等、ちぐはぐな印象を受けた! 

>>504
出だしの書き方では何かわからない! どのような構造の中に入っているのかもはっきりしない!
読み進めていくと意味がわかるようになる! 作中で語っていた主人公は益虫のキイロテントウであった!
虫とは思えない程に言葉をよく知っていた! その為、暈した部分に作意が感じられた!

>>526
猫の死をしっとりと語る! 桜の意味を織り交ぜて流れるように展開する!
お題の一文を活かすことも忘れない! 悲しい季節は一つでいいと! 違和感のない言葉であった!
それ故に最後の激高の部分に驚いた! 雰囲気を壊す一発ギャグに思えた!

>>530
お題の言葉を口にしている人物は誰なのか! 母親の四十九日を終えたあとに現れているので、
若かりし頃の母のように思える! はっきりとは書かれていないのでよくわからない!
春と冬に姿を現した理由も判然としない! もう少し意味を匂わせてもいいように思った!

>>559
フランクな書き方は年相応で上手さを感じられるが、話としてはどうだろうか!
散漫な思考は二日酔いと怪我に似合っていて悪くない! 時間と共に回復しつつ、テレビを点けたことで物語が動き始める!
主人公が行動を起こす切っ掛けまでは書かれていたが、その先がない! 先の展開を仄めかすことなく終わっていた! 中途半端な出来となった!