>>136
なんかお題を出されてたんでさっそく書いてみたよー
お題 は「さあ食べようと弁当箱を開けてビックリ 」で短編?
それなりに形を成していながら、これなら俺のほうがもっと面白いの書けるわって後に続く者が楽勝ムードになれるような奴を目指してみた
叩き台としてぼっこぼこに叩けるような奴ね、その叩き方でその人の品性も見られるかなって目論見もあるけど



「さあ食べようと弁当箱を開けてビックリ?」
そろそろ昼だ、今日は一昨日オープンしたばかりの天丼屋さんの弁当でも買ってみよう。
家から歩いて5分、空いてる店もだいぶ少なくなった地元商店街に到着。
商店街では最も新しくもっとも繁盛していた店であるラーメン屋が、郊外の新興住宅地に移転した後にすぐ入ってきたのが件の天丼屋だ。
ランチタイムのみワンコイン弁当有ります、の看板を見ながら店に入ると天丼を食べてる客が三人。
いらっしゃい、と迎える店主に会釈しながら弁当ありますか、と聞くと、
持ち帰りですか、日替わり天丼弁当500円です、と威勢よく返事が返ってきたのでひとつください、と答えて待つことしばし。
揚げたての天ぷらを載せた天丼弁当を現金引換えで渡され、家路につく。
誰もいない玄関でただいま、と独り言をつぶやきながらブーツを脱ぐ。にゃあ、と猫の声が聞こえた気がした。
弁当をテーブルの上にあげて着替えを済ませ、さあ食べよう、と弁当のふたを開けたら、
中 身 が 食 い 散 ら か さ れ て い た 。
テーブルの向こうでげっぷの音がする。
見るとそこには一匹のブサイクな猫が腹を出して転がっていた。
「天丼うまかったニャア!」

次のお題「総理大臣からもらった猫が突然人語を喋りだした」に続く?