>>78
べつに冒頭の数行に「普通とは違う何か」が必要ってこともない。
奇をてらって普通じゃない冒頭にしたことで、逆にどうしようもなくつまらなくなるやつも多々いる。
要は、読者をひきつけれるものがあればいい。

たとえば、

>大きなベッドに黒雪姫が仰向けに寝転がっていた。不貞腐れたような顔で、すこぶる機嫌は悪い。
>その裸体に群がるのは七人の小人であった。額に汗して奉仕に努める。

これのように、冒頭数行に「普通とは違う何か」を書いてはいても、くだらない、しょうもない、ばかばかしい、と
読者に引かれまくり、愛想をつかされるだけの駄作しか書けないないやつもいるわけで。

もっといえば、「普通とは違う何か」で読者を引き付けるより、
普通の日常を書いて読者を魅了する手腕が必要ということになります。

普通じゃないことが起こるって案外書きやすいが、普通を書くってのが一番、文才が必要で難しんだよ。