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画像を文章化して表現力を鍛えるスレ

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0001この名無しがすごい!
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2019/03/23(土) 08:57:40.23ID:wSWiWDY0
っていうのがあったら面白いと思ったんだけどどうよ?
0162この名無しがすごい!
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2019/04/01(月) 19:51:59.38ID:LCGj+5yu
>>155
絵から浮かんだイメージを文字にしようとして妄想の域に達しているようなものを書いちゃった人としては耳に痛い言葉だけど、
写真だけの描写に徹した結果、単なる写真の説明文になっても面白くないんで、
ふんわり匂わす程度の物語性はあったほうが表現が豊かになると思う
いや、言いたいことはわかるし、ある程度は賛同できるんだけどね
写実と想像のバランスがどちらかに傾くことなくうまく調和したものをみたいのよ

というわけで参加者全体に提案。
・書かれた文章から、あげられた画像のイメージがちゃんと浮かんでくること
それがちゃんとできているかだけを評価対象にして、
他のことは評価対象外とする
というのはどうでしょう?
0163この名無しがすごい!
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2019/04/01(月) 20:01:50.87ID:GlqLBxDS
評価というより、皆感想を述べているだけだからね
優劣を競うスレじゃないし、むしろ自分の想像を越えた描写を見たいというのが本音だから
あまり厳密に型を作ってしまうのもどうかと思う
画像のイメージを壊さないという縛りはあったよね
0164この名無しがすごい!
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2019/04/01(月) 20:12:03.65ID:UWwRZ3Ft
ルールに関しては>>65,70,76参照って感じだな
1がテンプレ作らずに立てたからわかりづらいが
0165この名無しがすごい!
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2019/04/01(月) 20:25:42.90ID:GlqLBxDS
>>159

 いったい何が彼をそうさせるのだろう。
 バッターボックスに立つ彼は、バットをくるくると回し続けていた。
 片手で、両手で、一瞬も動きを止めることなく、ステップを踏み踊るように。
 ピッチャーを威嚇しているのだろうか。あるいは、この晴れ舞台にはやる気持ちを抑え切れないのだろうか。
 やがて観客席から手拍子が沸き起こって来た。
 彼はリズムに乗って舞い続ける。クルクルと、クルクルと。 
 今やグラウンドはただの背景と化し、広い球場の中で、彼の立つバッターボックスのみがメインステージとなっていた。

 だが、永遠と思われた時間は唐突に終わりを迎える。
 天界に遊ぶ彼に向かって、無慈悲な神の言葉が放たれたのだ。
「退場」
0166ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2019/04/02(火) 07:29:47.45ID:aNtMQvcO
朝の寒さで目が覚めた!(`・ω・´)

参考画像【>>159

 彼はバッターボックスに立った。急にバットを振り回し始める。観客席にいた人々は動揺の声を上げた。
 目立ちたいのか。ピッチャーへの威嚇が目的なのか。どちらにしても我の強さを周囲に見せ付ける結果となった。
 実際は違った。彼の血液型に大いに関係していたのだ。
 そう、彼はO型。花の蜜と似た分子構造をしている。その為、蚊や虫に集られやすい体質となっていた。
 今も複数の蚊の襲来を受けていた。観客席の人々には何も見えない。ただの蛮行として目に映った。
 彼は今日もバットを振り回す。ジャグリングをするかのように軽やかに。懸命に虫達に抗うのだった。
0168この名無しがすごい!
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2019/04/02(火) 09:16:36.59ID:vnpEMGhn
「アタ アタタタ ワリャ ハッ ホイッ」

(こいつざけんなよ、いっつもいっつも)

「アウト!!」
0169この名無しがすごい!
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2019/04/02(火) 09:55:13.29ID:HNpzktBf
>>159
それは突然の奇行だった.
バッターボックスに立った彼は何を考えたかバットをくるくるとまわし始めた。
その異様な光景に観客席にどよめきが走る。
が、それを歓声と勘違いしたのか、彼は気持ちよくまわし続けるのであった。
0170この名無しがすごい!
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2019/04/03(水) 21:56:06.50ID:rR0ZfZpg
VIPで定期スレとしてやれよ
いつも2、3人のいつものメンバーで回してる過疎スレほど哀しいもんはない
0172この名無しがすごい!
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2019/04/04(木) 11:54:13.76ID:AzL+Yy2c
>>166
バッターボックスに立って振り回すだと、普通に素振りしてるように思えるなあ
なんで観客の動揺の声があがるのって疑問符がつく
奇妙な動きであるとまず伝えなきゃいけないんじゃない?
実は蚊と戦ってるというのは面白かった
0174ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2019/04/05(金) 07:15:12.11ID:B3I3oJro
朝の頭の体操!(`・ω・´)

参考画像【>>173

 こんな海辺の寒村にホテルはあるのだろうか。
 半信半疑の状態で訪れてみれば噂の通り、確かにあった。
 鉄柵の門扉の向こうに厳めしいクロガネの建物が見える。元は軍艦のようで地面から艦橋が飛び出していた。
 取り付けられた各種レーダーが雰囲気を盛り上げる。客室は地下にあるようだった。
 ここに突っ立っていても仕方がない。私は門柱にある呼び鈴を押してみた。すると従業員らしい人々がぞろぞろと現れた。中の一人は海軍を模した制服を着ていた。
 自然と笑みが浮かぶ。私は軽く手を挙げて、その姿勢で固まった。やや遅れて全身が震える。
 瞬間、踵を返して逃げ出した。気配が背後に迫る。振り返らず、全力で走った。

 生気のない顔は従業員などではなく、ラフな姿の乗組員に思えた。
0175ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2019/04/06(土) 07:25:51.11ID:bLJODEDx
画像を使って表現力を鍛える試みは悪くない!
その先には小説の完成が考えられる!
となると画像から想像して物語性を追求してもいいように思う!

的確な画像の文章化、感性と比喩に磨きを掛ける、画像から発想した物語!

この三種類が画像を用いて鍛えられる部分ではないだろうか!
どれを目指してもよい! 複合させてもよい! 全て小説の糧になるだろう!
などと書き込みながらお題の画像を変える!

https://imgur.com/gallery/u6qTTjG
0176この名無しがすごい!
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2019/04/06(土) 09:24:46.84ID:TWJddzpv
>>175
「あー、こうしていると落ち着くわー。おまえ、魚のいい匂いがするんだよなー」
0177ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2019/04/06(土) 09:30:05.81ID:bLJODEDx
>>176
魚がいい匂いと思える人間とは!
人間のように見えるが人魚かもしれない!

何気ない一言が色々と想像させる!(`・ω・´)
0178ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2019/04/06(土) 09:32:20.63ID:bLJODEDx
>>176
抱き締められている生き物の心の声かもしれない!
そうなると人間から魚のいい匂いがしていることになる!
どちらにも取れて、どちらであっても不自然ではない!

読者を試すような作りがよい!(`・ω・´)
0179この名無しがすごい!
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2019/04/06(土) 10:44:36.88ID:PxXCWJ5A
>>175
小説の完成の前にわかりやすく描写する能力くらいもてよ。

国語力0かよ。スレ主は画像の描写と少しの物語性が欲しいって言ってんだよ。画像を言葉で表現するにあたり、自分視点で書いていれば表現が浮かぶだろ。浮かんだ表現の中に人となりを含めた物語性が入ってくるんだから、それで充分じゃん。

第一これは描写をするスレであって小説の冒頭を書くスレじゃねぇんだよ。小説を書くにあたって、全て描写するのかよ。描写しないところに、想像の余地があるから、小説は素晴らしいんだよ。

漫画しか読んで来ないから奇抜な事をやろうとして、変な言葉を入れて、本来大事にしたい描写を歪ませるんだよ。
0180この名無しがすごい!
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2019/04/06(土) 10:58:41.89ID:PxXCWJ5A
>>173

空母の甲板上かな?

それは広い土地のように感じられた。私の体力では走っても半刻は掛かるであろう広いコンクリート性の甲板にミニチュア人形のような兵士が疎らに並ぶ。正面にはレーダーを備えた艦橋が威圧的な存在感を放っていた
0182ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2019/04/06(土) 20:37:01.99ID:bLJODEDx
>>179
小説の冒頭?
漫画しか読んでない?

なるほど、ワイは必要とされていないのでこの書き込みで最後とする!(`・ω・´)ノシ
0183この名無しがすごい!
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2019/04/06(土) 21:57:07.69ID:mTR2eVc4
スレ主さんすみません。勝手な行動をしてしまいまして、追い出してしまうような形をとってしまいました。読んでて余りにも、違うだろと思えてしまい、正義感からやってしまいました
0184この名無しがすごい!
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2019/04/06(土) 22:34:47.29ID:qDgBh20k
>>183
>>179のひとなの?
書き込みの内容がどうの以前に、独善的で乱暴な書き方、あれじゃ煽り荒らしにしか見えないよ
書いてる内容の正当性に関係なく、あのかき方はないわ
0185この名無しがすごい!
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2019/04/06(土) 22:57:49.34ID:3oUDY+cu
>>182
そう言わずにどんどん書いてください。楽しみにしてます
0187この名無しがすごい!
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2019/04/08(月) 21:04:50.22ID:zYzCY0sK
>>186

お題が難しいねん。

一見するとRPGの立ち絵のようにも思えるだろう。手前の丸い池に二人。奥には私の身長よりも高い石落(城の土台みたいなとこ)の両脇に二人。石落のその上に立つ簡素な小屋の前で鶴のポーズを作る男が一人。計5人。

カッコつけて手招きしている男や、やる気の無さそうに寝転がる男がいる。

それらを目の前にした男は、飛び上がると全身をバネのようにしならせ、全力を籠めて拳を振り下ろさんとした。
0188この名無しがすごい!
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2019/04/08(月) 21:32:50.68ID:+aZcxYH4
ワイすら書き込めないお題
0190この名無しがすごい!
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2019/04/11(木) 00:30:46.56ID:VQG4Fscf
blog-imgs-64.fc2.com/h/o/k/hokudaimarine/2014040913470092f.jpg

奥で一人寝ている人に注目
0192この名無しがすごい!
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2019/04/14(日) 00:52:03.38ID:wSBMUZfl
>>186

「待たせたな」
 こきりと首をまわし、俺はできる限り不遜に見える笑顔を作ってみせる。
 待ち構えていた五人は沈黙で答えた。皆一様に直立不動。その視線には強い殺気を孕んでいる。
 やれやれ。少しは敵意を隠す努力しろっつうの。
 わざわざ選んだこの場所にだって彼らの殺気が透けて見える。
 壁を設置し、その垂直面に沿って水を流す洒落た趣向の池だ。彼らのうち三人はその壁の上に立ち、残り二人はなんと池の中にある石の上に立っている。
 まるで池全体が舞台のようだ。
 ひりついたような緊張感の中、壁の中央の男が重々しく口を開いた。
「田中……お前から連絡が来た時は驚いたぞ」
「ああ、どうしてもお前らと話がしたくてな」
「戯れ言を!」
 池の右の男が怒気をこめて俺に指をつきつける。
 敵意の視線が突き刺さるなか、俺は思い切って声をあげた。
「俺を仲間に入れてみないか?」
「なに」「なんだって?」「本気で言っているのか」
「ああ、もう一度一緒に組もうと言ってるんだ。お前たちにだって悪い話じゃないと思うが?」
「一人で来たその度胸だけは褒めてやる。ならば」
 池の左の男は、頭痛を堪えるように眉間を押さえていた手を、そのまますっと俺に向けた。
「……例のものは持って来たんだろうな?」
「ない」
「ヘイYO!」
 壁の右の男が踊るように上体を反らし腰を落とす。挑発するように手を招き、
「もっかい言え、お前今なんつった?」
 聞いてもらえそうにない。半ば覚悟はしてはいたが。俺は滝のような涙を流し、渾身の力をこめて叫んだ。
「お前らが好きなんだ。このバンドに戻してくれ!」
 地獄のような静寂のなか、壁中央の男が羽のように腕をすっと広げた。
「……売り上げを盗んでバンドを活動休止に追い込んでおいて。田中、正気か?」
「ああ」
「ふざけんな、金返せ!」
「だからない」
「内臓売れ!」
「嫌だ」
「働け!」
「死んだほうがマシだ」
 彼らのざわめきは池の水面に波紋を広げるほど大きくなっていく。
 壁の左の男が「働かせて死んだところで内臓売ればいいんじゃね?」と冷めた様子で寝っ転がる。
「言ってもダメならこいつで分からせてやるしかねえな?」
 俺は大きく振りかぶって、分からず屋の五人に向けて飛びかかった。
「バンドやろうぜ!」
0194この名無しがすごい!
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2019/04/14(日) 12:21:27.57ID:4r7j7GpT
>>192
あのお題、画像のしょうもなさから無視してたら、そのしょうもなさをうまく生かして面白さにした作品が出てくるとは……
お見事!
0195この名無しがすごい!
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2019/04/14(日) 17:35:42.64ID:M3tbNzi4
【お題】
blog-imgs-64.fc2.com/h/o/k/hokudaimarine/2014040913470092f.jpg
0199この名無しがすごい!
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2019/04/18(木) 22:19:17.08ID:KWOUD2Oo
>>198

かの生き物はせわしなく動き回る。
木の実を次々に集め、頬を膨らませてため込む。
木の枝に足の爪を食いこませながら素早く動く縞模様のちいさきもの、
汝の名はエゾシマリス。


エゾシマリスは北海道の森林に生息する猛獣です。
怒らせると大変なことになります。
過去に、心無い人間にいたずらをされて激怒のあまり凶暴化した彼らを見て、
大勢の観光客が萌え死した事件も起きています。
彼らを見かけてもけっしてちょっかいを掛けず、そっと見守ってください。


※なおこれはフィクションです、フィクションなんだってば
0200美世
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2019/04/18(木) 23:09:42.19ID:9wwr93Jo
>>195
虐められてません
いじられてますが
0201この名無しがすごい!
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2019/04/19(金) 07:42:01.98ID:Fr//t2Ul
>>200
上から二人目の女の子二人の上に乗ってカメラ目線してる奴が、なんかこうスレ民な感じする
0202この名無しがすごい!
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2019/04/19(金) 11:19:00.82ID:K1c7fa93
>>199
萌え死にw
でも凶暴化すると本当に手をつけられなさそう
0204この名無しがすごい!
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2019/04/19(金) 18:29:11.99ID:755VubfB
外部のノリで盛り上がられてると正直他の人も困惑するから、コテの人は出て行ってもらえてよかったのかもしれない
0206この名無しがすごい!
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2019/04/19(金) 22:15:55.73ID:9b1ZS5Vr
>>204
せやせや
0207この名無しがすごい!
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2019/04/20(土) 08:10:56.43ID:+l7yqxHS
>>204
コテの人が出て行った後、誰も書き込まないで流れが止まったままだと、
出て行った結果過疎っちゃったねっていうしかないけどね
0208この名無しがすごい!
垢版 |
2019/04/20(土) 09:45:57.04ID:/+Mt3HUu
>>207
同感ですわ
0210この名無しがすごい!
垢版 |
2019/04/20(土) 10:05:33.27ID:/wuiGCL5
お題が書き込みにくいねん。風景画像貼れよ。リスとか積み重なった人間とか、書く気が失せる。

スレの内容は表現力を鍛えるスレなんだから、表現元を書きやすい奴にしないと、みんなが練習できないだろ。

あと、コテの人が好き勝手したから過疎ったところもあるから、これから盛り上げよう
0212エゾシマリス
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2019/04/20(土) 10:53:29.52ID:iZ+3OXCB
>>210
じゃあ、君が書きやすい画像を貼って、なんか書いてほしいな
書きたくないお題が続いていたんで、私はそうした、それが書けないお題って言われたから凹んでるけど
書きづらいお題しかないって思う人は、ぜひ自分の書きやすいお題を貼ってほしい

あと、スレルールがわからない人のために誘導>>76
0214この名無しがすごい!
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2019/04/20(土) 10:59:59.71ID:/wuiGCL5
あとシマリスはすみません。シマリスはシマリスとしか書けなかったから
0215この名無しがすごい!
垢版 |
2019/04/20(土) 11:36:46.64ID:/wuiGCL5
>>212
それは巨大な十字架だった。
満天の星空を流れる天の河は、頭上より座礁した貨物船の向こう側へ流れていく。澄みきった湖面は、合せ鏡のように天の河を写すことで、巨大な十字架が描き出されていた。
0217この名無しがすごい!
垢版 |
2019/04/20(土) 11:57:55.04ID:iZ+3OXCB
>>213
その船は大きく傾いていた。
浅瀬に乗り上げたのであろうか。
水面は満天の星空を映し出す鏡と化し、水中をうかがうことはできない。
船の向こうにみえるのは海霧か。
船上に人は見えない。
0219この名無しがすごい!
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2019/04/20(土) 12:02:10.46ID:iZ+3OXCB
>>214
書けないお題はスルーしても問題ないからね
ところで、態々他のスレに喧嘩売りに行ってるみたいだけど、
あの書き方じゃ、かっとなった人の怒りの矛先がこのスレに向くじゃないか
喧嘩売るならこのスレを巻き込まないでね
0221この名無しがすごい!
垢版 |
2019/04/20(土) 12:05:17.34ID:iZ+3OXCB
>>215
まずは星に目がいって、船は添え物なのか
私とはフォーカスが逆で面白いね
書く人によるものの見方の違いが大きくでるからこのスレは面白いね
0223この名無しがすごい!
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2019/04/20(土) 12:26:02.33ID:/wuiGCL5
>>221
幻想的なところを書く練習してみたいんですよ。銀河鉄道の夜とかカッコイイじゃないですか?
0225この名無しがすごい!
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2019/04/24(水) 14:19:02.31ID:RpeLmmwz
いい雰囲気の絵だな
0226この名無しがすごい!
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2019/04/24(水) 16:39:57.51ID:ELQKgPCR
>>224

 ふと足を止め、傘を外して空を仰ぐ。修理を忘れた時計のように街は時を止めていた。
 半透明の霧は上にいくほど密度を濃くし、廃墟を天まで伸びる荘厳な教会のように錯覚させる。
 老朽化して倒れた電柱、垂れ下がった電線は朽ちて行く手足や皮膚のよう。
 水溜りに映る己の顔をのぞいた。
 落ちくぼんだ目には病魔の影があり、愛する人を次々と失った顔には強く刻まれた皺が走っている。とても三十代とは思えない。
 ようやく見つけた死に場所だ、と男は思った。
「ん……?」
 高架下に足を踏み入れて、男は足を止めた。
 場違いな少女が一人、待ち受けていたかのように立っていたのだ。
「ねえ、ちょうだい」
 声をかけられてもすぐには返せない。
 黒いフードパーカーに破れた青い傘。その白い髪と虚ろな顔は人形のよう。死神だと名乗ってもおかしくはない。
「死ぬくらいなら、あなたを私にちょうだい」
 差し出してくる白い手をとってはいけないと直感した。
 けれども少女は顔色とは裏腹に、爛々と瞳を輝かせていて、気づけば男は吸い寄せられる虫のように腕を伸ばしていた。
 震える手で水々しいその手を握りしめる。
「ありがとう。絶対に命を無駄にしない」
 その言葉の意味に気づいていれば、と男は後に激しく悔いることになるのだが、その時はまだ知る由もなかった。
0227この名無しがすごい!
垢版 |
2019/04/25(木) 01:44:16.68ID:KyLooqaN
>>224
降りしきる雨の中、彼女はただそこに立っていた。
雨合羽を軽く羽織ったうえに、骨組みには錆が浮き、傘布が穴だらけの傘を差し、ただただそこにいた。
雨にけぶる街の向こうに赤い光が見えた。
アレは何か良からぬ気配がする。
が、彼女にとってはどうでも良い存在のようだ。
雨は降り続ける。
彼女はずっと立ち続ける。
雨音が規則的に響き続ける。
他の音は聞こえない。
0228この名無しがすごい!
垢版 |
2019/04/30(火) 06:51:08.22ID:iu/PNJsv
>>224

 昨日まで青くない町だったのに、今朝家を出たらもううるさい雨で真っ青に染まって、
霧までかかって遠くの家ほど薄まっていく。
でも雨が降ったって、こんなに青くはならないはずなのに、
どうしてこの町は青いんだろう。
きっと、雨そのものが青いんだ。
青い上着に青いソックス、それに青い傘まで買いそろえて、
これこそオシャレだぁ、なんて気分良く行きつけのカフェまで行こうとした日に限って、
こんな青い雨なんて、
こんなのゆみことえりに話したら、また世界最強の雨女だねって、バカにされちゃう。
水たまりまでは踏まないようにうつむいて走って、
なんとか雨のあたらないところが見つかったけど、
橋の下なのか、それとも道路の下なのか、
傘で隠れて見えなかったから、分からない。
でもケーブル? みたいなごちゃごちゃしたものが、クモの巣みたいに天井にあって、
顔の前まで垂れ下がってるのもあって、気持ち悪い。
こんなところにずっと一人でいるくらいなら、いっそのこと青い雨に溶けこんで、
世界最強の青い魔女として君臨してやろうなんて、
拓也みたいにバカバカしいほど前向きなこと、どうしても思えなかった。
0229この名無しがすごい!
垢版 |
2019/05/07(火) 08:01:41.79ID:dPIRnv+z
>>224

 振り向くのは怖いのだ。

 町を襲った局地的地震。
 所謂、結界地震。
 この町以外は線でも引いたように一切の被害をもたらす事はなかった。

 霊的な怪異が震災後続発するようになったのは、結界地震が人為的な呪術である証左なのかもしれない。

 怪異の中でも恐れられたのが、雨少女。

 振り向くと雨少女に魅入られる。

 唯の噂、都市伝説。
 災害の後にはまことしやかに怪異が語られる。
 それ程珍しい事ではないではないか。
 ワタシはそう自分に言い聞かせた。

 暗い。
 崩れ落ちた天井。

 ケーブルが、ぶらりぶらりと揺れている。
 雨が壁に滴り伝い、寄り添うように筋を作る。

 淫猥らしい。

 湿気たカビ臭さも相まみえ。瓦礫が悲鳴を上げているように感じる。

 復興進まぬ高架下。
 奥へ進む一歩にピチャリと靴が応えた。

 振り向くのは怖いのだ。

「もう、居ないのよ」
 少女の声が言ったのだ。
「貴方の妻は死んだのよ」
 死体をワタシはまだ見ていない。
「貴方の娘も死んだのよ」
 いいや、妻と何処かに避難したはずだ。
「貴方はもう、死んだのよ」

 ああ、だから彼女は恐れられるのか。

振り向いた私が見た怪異は、白髪、白いワンピース。パーカーのフードで隠れた瞳に、陰鬱な紗を落とす儚げな少女であった。
入口、光を背に、雨を避けるように破れた傘の下。
黒いリボンが、娘を少し思わせる。

「妻や娘に会えるだろうか?」

悲しげに、何も答えずうつむく少女。

ああ、だから彼女の傘は破れているのか。
ああ、だから何時も雨なのか。

そして、ワタシは漸く。

微笑むことができたのだ。
0230この名無しがすごい!
垢版 |
2019/05/19(日) 01:35:17.01ID:dE4kkTAj
あげ
0231この名無しがすごい!
垢版 |
2019/05/19(日) 01:35:58.50ID:1tyIbUsY
さgr
0233この名無しがすごい!
垢版 |
2019/05/19(日) 02:12:36.00ID:g0xBRPd+
自分でも書くわ

>>232
誰もが寝静まった深い夜。人気のない道で、漆黒のローブに身を包んだ二人の人間が立っていた。大柄な者と小柄な者という、アンバランスな二人組だ。頭部はフードによって覆われており、顔を判別することすらできない。
しかし、表情は見えずとも、その姿は超然と表現するにふさわしかった。
二人は雨に打たれることも厭わず、両手を懐に忍ばせている。そのまま動くことなく、道の中央に仁王立ちしていた。まるで、誰かを待ち構えているように。
0234この名無しがすごい!
垢版 |
2019/05/21(火) 20:32:46.42ID:5Ea7bZdZ
前のなら>>227がすっきりしててイイかな
ストーリーが広がるのも面白いけどね
0236この名無しがすごい!
垢版 |
2019/06/09(日) 06:05:44.77ID:UWo/6ub/
>>224
なんで屋根あるのに傘差してるんだこの人
それも含めて意図してある絵なのか、作者が雰囲気だけで描いて気づかなかったのか
0237この名無しがすごい!
垢版 |
2019/06/09(日) 09:20:28.28ID:sp7zmpVN
お前は雨の中傘を閉じるのか
0238この名無しがすごい!
垢版 |
2019/06/09(日) 09:38:17.23ID:HYaJlmVX
小説と漫画・映画の違いで言われることが一つ

風景画を見て空が青い・綺麗な虹だと言ってもそれは絵や写真の説明に過ぎず、情感は無く読者の共感は得られない

山から見た風景を表現するなら、その風景の場所までにいく過程や苦労などそう言った物を表現していかないとダメだと

これが小説を書く初心者が最初に陥る失敗だってさ
写真集やネットで場所を調べたりグーグルアースで適当に情景浮かべて書いても生きた表現にならないよ
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