全力岩砲弾をオーベールが剣で弾いた描写あったけ?

>ギレーヌはそれをまともに顔に浴びて……。
いかん。
「『岩砲弾』!」
「おおっとぉ!」
背後から飛来した岩の塊を、オーベールはなんなく回避した。

>岩砲弾。
勢いは全力で。
…………やる。
さらば、オーベール。
「くおおぉ!?」
しかし野生の勘か。
それとも武人としての勘か。
俺は一秒たりとも逡巡はしなかった。
だというのに、何かを感じ取ったのだろうか。
オーベールは、すんでの所で隠れ身の術を解除し、魔術を回避した。
いや、回避しきれていない。
岩砲弾はオーベールの足を貫き、大きくえぐりとっていた。
彼は受け身を取りつつ、城壁から落ちた。

>俺はオーベールに対して魔術を放つ、岩砲弾。
しかし、オーベールはへたり込んだ姿勢のまま、それを、難なく受け流してみせた。

>バランスを崩すルークの足を払い、寝転んだまま、ルークに止めを刺そうとする。
俺が岩砲弾で阻止。

>ダリウスをやらなきゃいけないんだ。
俺は、土盾を捨てつつ、杖を――ダリウスへと向けた。
「岩砲弾!」
「!? おおぉぁっ!」
弾はとんでもない速度で飛んだが、オーベールの抜刀にて弾かれた。
だが、想定内だ。
今放ったのは、ただの岩砲弾ではない。