「もう、電話を掛けてくるな。もし来ても出ないし、ラインもメールも読まない」

必死に若作りしてるよな。
如何にも現代のアイテムを使っても、その後の安アパートに演歌がかかってくるような筆致や価値観が古いのは隠せない。
その若作りは、作者の老いを連想させるだけならいいが、語り手である女の化粧の醜さにも通じる。

「浪花節」「ヤタケタ」?
誉めてるつもりかもしれないけれど、本作がファンタジーにも近いノスタルジーに覆われて、それでお涙頂戴しているのを見事に表してる。
それで泣ける「ニッポンジン」って、凄いな。何才だ。漏れだってオッサンだが、それ以上だろう?

年はとりたくないね。いや、良い年月の積み重ねをしたいな。
幡京みたいな年のとりかたは駄目だよなw