0511この名無しがすごい!垢版 | 大砲2019/07/08(月) 13:58:39.80ID:SP8gPg9T 「雪国」 川端康成 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。 向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。 娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ呼ぶように、 「駅長さあん、駅長さあん」 たったこれだけで状況が手に取るようにわかる、 島村が主人公だということも 的確な描写の威力だな