玉砕覚悟の第一回改稿案

【あらすじ】異世界に召喚された普通の高校生、天川一涙《イチル》。 
現代ではありふれた、ラノベ好きなオタクの彼は他の召喚者たちがチートなスペックや“タレント”を有する中、
唯一の取り柄無し―――“無能”と判断される。 最弱の彼が唯一持っていたスキルは“超再生”。 
致命傷すら一瞬で治癒する破格の能力であるが、彼自身の弱さによって宝の持ち腐れスキルと化していた。 
“不死の無能”と馬鹿にされた彼は、召喚者の一人と王国の陰謀によって魔族の支配領域に突き落とされてしまう。 
巻き込んでしまった少女を死なせてしまい、絶望に暮れていた彼が思い出したのは空白だった自分の記憶。
自分とかつての友人を殺した男、眷属として精神を植え付け、友人を狂わせた暗黒神、そして彼の中に渦巻く反発した二つの力だった。
そして、「生」と「死」の力を持った不死の青年は復讐への道を歩み始める。