傷心公爵令嬢レイラの逃避行
レイラにしろ作者にしろことごとく選択し間違えてるのが一周回ってすごいわ
レイラを誇り高く優しい令嬢として描写したいなら
・馬の暴走事件の真相を公爵家のため(という建前の自分自身のため)に隠蔽
・王太子との取引を破って修道院ロンダリングを提案
この2点だけは絶対レイラにやらせちゃ駄目だったと思う

自分に文才が無いことは承知でif展開を書きこむけど
・レイラが馬の暴走事件の真相を公にし自分も公爵家の一員として罰を受けようとする
・そんな誇り高いレイラに対し王太子が「自分の婚約者になると頷くなら罪をもみ消してやる」とか言ってレイラを一方的に監禁
 首絞めなんかしつつレイラをいたぶって正常な判断能力を奪って同意させようとする
・レイラはそれでも公爵令嬢の誇りを守るため頷かなかったけど
 ついに王太子が切れて強めに首絞め→命の危機で魔術師やってくる
・魔術師が王太子からレイラを救いつつ、レイラに執着する王子をいさめ断罪
・王太子の凶行と公爵家の諸々の罪が相殺され、公爵家一家は平民落ちくらいで免れる
・身分を失い今までのしがらみから解き放たれたレイラは魔術師とハッピーエンドへ
とかいう流れならレイラ株を落とさず王太子悪者にしつつ無理なく魔術師エンドに行けたと思う

個人的に王太子の首絞めなんて物騒な設定が出てきた当初は
てっきりレイラが窒息死させられかけて魔術師が駆け付けるフラグだと思ってたから
レイラが魔術師と会って別れを言うためだけに自殺未遂したのが悪い意味で衝撃的だった………
修道院ロンダリングだってせめて魔術師側から提案させればよかったのに
なんでよりにもよってレイラ株を下げる最悪の選択肢を選んだのか理解不能だわ