>>145
逆に感情が入り過ぎてしまい、紙の上とはいえ、二人を殺めてしまうのが可哀そうになってしまうんです。
「槿花一日の栄、短いやも知れぬが、美しい儘、散華するのも悪くない。丙三、御主は年老いても生きねばならぬのじゃ」
 武王丸様は莞爾として笑みを浮かべた。
 別れの際の台詞はこんな感じにしようかとは考えてはいるんですが。