>>236
たしかに伝わりやすいのは直接的な言葉だと思います。「ラーメンを食べた。美味しい」のほうがテンポがいいし、ストレートでまわりくどくないのも事実です。

しかし、小説って没入感が大事で、まわりくどくても漢字を使った表現は必要だと思ってます。その表現力一つあるだけで、小説の評価があがると思っています。

例えばですが、
1、「今にも泣きそう」
2、「睫毛をしっとりと濡らした」

友達同士の会話、日常生活では1番の方が伝わりやすいしテンポもいいんですが、小説なら2番の方がいいと思うんです。

読者への伝わりやすさも必要だとは思うんですが、言葉を読んで状況を想像できる「漢字」や「言葉選び」は小説家にとっては商売道具と一緒だと思っています。