https://www.msn.com/ja-jp/news/world/因果応報-ゴーン軍団「チーム国外逃亡」の痛い末路/ar-BB10CrpS
Forbes JAPAN 編集部 2020/03/02 17:00
脱出作戦を遂行した元傭兵とプライベートジェット会社、それぞれの隠された過去があちこちで露呈し、立場が悪化する展開に陥っているのだ。

実は「悪評」が立つだけの理由があった。

トルコの強権的で言論弾圧で知られるエルドアン大統領と「唯一、親しいと囁かれる」関係だという。

利用者の代表格が、アメリカから経済制裁を受けているベネゼエラ政府である。
国外脱出用の飛行機は、制裁をかいくぐって金塊密輸を行っていたジェット機だったのである。
治安部隊が出動し、政情が不安定になると、マドゥロ大統領を支持するグループが大統領を一時的に国外脱出させようとした。

経済制裁下にあるためドルやユーロでの取引ができない。そこで無刻印・非登録の金塊を使って、イランと取引を行ったのだ。


MNGの過去の行為から見えてくる問題は、カネをもった特権階級であれば、法律の抜け道が用意されている、という点だ。

法が支配する世界でありながら、多額のカネを支払う人には航空行政もプライベートジェットも目をつむるという不公平な世界がグローバルに構築されているのだ。