こぴーらいたー作家@風倉
キャラの創作論で、意外に重視されてないな……と思ってるのが「口調」。本とか読んでもここに言及してるのは少なかった。

でも個人的には超大事。ぶっちゃけると「口調のレパートリー」を持たない作家は「キャラを描き分けられない」漫画家と同じと思ってる

なぜなら小説は文章しかないから、読者がキャラを見分ける時は「口調」以外に見分けるものはほぼない。誰が話したとか毎回書けば別だが現実的じゃない。

つまり小説では「キャラの口調」ってのは漫画の「キャラの見た目」と同じ価値をもつ。
だから、口調の研究は大事だと思ってる。
結構自分だと、真っ先に決める場所。小説のキャラデザ部分。

あと「そのキャラの語彙」まで設定してるとよりよい。ここまでやってる人はいないけど。上手くやると年齢や職業すら綺麗に表現できる。
ちなみに「略語・専門用語」をうまく使うと、すごく「らしさ」が出るのでおすすめ
もちろんこの「口調のキャラ付け」をつきつめていくと
「こんなやつリアルにいなくね?」問題につきあたるが、漫画のキャラデザだって十分リアルにいない範囲で成り立ってるので(リアルが舞台でも)、多少特徴的でも読者は受け入れる、と確信しているw
リアルが舞台でないならなおのことである
口調は「のじゃ」とか「だぞ」とか語尾が一番わかり易いけど

「まあ」「さて」などの語り出し
「我」「俺」「あーし」などの自称
「てめえ」「キミ」などの他称
さらに「……」「!」「ー」などを多用するかどうか
また固有の口癖、決め台詞をもたせるなど
細かく展開可能
パターンを多く持て
結構、何十冊かは小説とかキャラの創作論読み漁ったんだけど、口調はほとんど書いてなかったんだよねー。まあしっかりしたキャラの創作論自体が、なぜか少ないのもあるんだけど。