ファンタジー世界が現実と違うこと自体は
別にどうでもいいと言うか、そりゃ当たり前。
重要なのは、何が現実と違ってそれが何に由来するのか。
またそれによってどのような変化が、その社会に起きているのか。

そこを魅力的に楽しく見せてくれるのが、
ファンタジー作品の良いところ。

この世界には魔法がある! 
この世界には妖精やドラゴンやエルフがいる!
それによってどういう変化があり、
どういう社会が生まれ、
どういう世界になっているのか?

突っ込まれるのはそこの魅力が描かれてないから。
「ファンタジー世界だから現実世界と違って当たり前」
かどうかじゃなくて、
「違っていることの魅力」が無い。

特にゲーム風ステータス、スキル、レベルアップシステムのある異世界ね。
それゲーム風システムって時点ですでに、
我々現代人の価値観を通しちゃってるから。

その時点で十分不自然なのに、「ファンタジーだから」
という言い訳で流しちゃう。
いやファンタジーには元々レベルとかねぇから。
あと「ファンタジー異世界だから奴隷とか
ハーレムがあって当たり前」とか言いだすやつ。
いや、それもファンタジーは別に関係ねぇから。