ご都合展開なんてどんな作品にもあるけど、問題はそれで何を見せたいかなんだよね
露骨なハーレム物だと主人公が美少女ばかりり好かれまくるけど、それはなぜかといったら、可愛い女の子から寄ってたかって好かれるという中学生男子の夢を叶えてやるためだ
現実ではモテる要素がほぼないような陰キャが、いいなぁ主人公いいなぁって思いつつ可愛い女の子の絵眺めてキモい顔するためにあるんだよ
読んでる側だってありえない話だってわかってんだよ、大体よってくる女の子が揃いも揃って美少女って時点でおかしいんだからさ
バトル物で主人公のピンチにギリギリのところで仲間がかけつけるのも、劇的な場面を演出するためであって何故ギリギリなのかと言われれば演出の都合でしかない
主人公はどうなってしまうんだ!?うおおここで助けが間に合うのか!!と読者に思わせる、そのための「ご都合」なんだよ。

じゃあなろう系で何の取り柄もないナローシュが転生した途端に成功につぐ成功をおさめて周囲から神のごとき信仰をされるのはどういう目的で?という話
現実で「本気を出してないだけ」を自称する人間が、別世界でなら俺だってすごいことできるんだと現実逃避するためでしょ…と