久しぶりに滅茶苦茶面白いのを見つけた
悪役令嬢もの普段読まないけど、マジでよかった
結局は主人公マンセーだけど、それのいいところだけ残してる感じで不快じゃなかった

王子が五人いて敵対してる令嬢が四人いるんだけど、全員凄いキャラ立ってるし見せ場もあるんだよ
王子サイドも活躍するから男も楽しめる感じがあったけど、俺は策謀合戦も派手だし凄いすっきりしたらめっちゃ楽しめた
膨大な情報量と胸のすく展開を凄い濃密に詰めてくる
使用人とか付き人までキャラ立ってるし、味方だと思ってた奴が部分的に裏切ったり、意外な奴が奮闘したり、本当どのキャラもちゃんと使い尽くしてくれる

最初から主人公を露骨に敵視してる令嬢がいて、自分勝手で母親の権力と知恵を借りて何度も罠にかけようとしてくるんだよ
主人公より位が高くて序盤はどうしようもなかったけど、中盤で反攻できるようになって、ついに決定的に貶めることに成功するのね
でもその後、極悪だった母親が娘の罪を被って自害して、娘を追求できなくするのね

これまで権力と親便りだった娘が、母親の死を無駄にしないために今まで以上に策と使えるものを使って主人公を貶めに来る
手段最悪だし身内以外は平気で殺す奴で今まで不快感しかなかったんだけど、そこでそいつもちょっと応援したくなっちゃう
本当にキャラ立てと展開が上手い