なろう系の根底は展開とかじゃなくて
「あなたは誰にも評価されてないけど本当は凄い人間なんだよ」みたいなテーマ性だと思ってる

例えば、将棋の藤井棋士が凄すぎて「なろうかよ」みたいな事よく言われてるけど
あれが一番典型的ななろうに対する勘違いのパターンで
最初から名声も理解も得られてる人間は「俺」でも「本当は凄い」でもないので
ああいう主人公が活躍する話を書いたらたぶんどれだけチートでも無双しても人気は出ない
「その辺の清掃員が実は藤井棋士より将棋の才能がある」みたいなのがなろう小説で
更に言えばその設定や展開がなろうなのではなく、そこに込められてる「あなたは本当は特別な人間なんだよ」みたいな気持ちにこそなろうがある