第七章はいよいよ電気を敷設するぞ!



言われるがままに小屋を作った。
-次に箱を作ります
-次に樹をたくさん切って魔素を茶色にして破を唱えます。この茶色の素材を箱に巻き付けるようにします
「こうか?」
-そうです。次に風車を作ります
-風車は銀色の魔素にします。
-次に小屋全体を銀色の魔素で染めます
-最後にガス管を引いて焔が風車に当たるようにします
-焔を付けてください
すると電撃が走るようになった。

あのさ、お前風車を加熱したらそれで発電できると思ってんの?
火力発電にしろ原子力発電にしろ、蒸気の圧力でタービン回してんだろうが。
直接炎であぶっても回転なんかしねえよ!
え、もしかしてスターリングエンジンでもイメージしてんの?
それなら加熱するのは風車じゃなくて管の方だ!


-茶色の魔素同士とくっついたり離れたりする装置を作ってください。これを「スイッチ」と言います
-箱茶色の魔素をつなげてスイッチを入れてください
すると家じゅうが明るくなった!
「すごい!ランプよりずっと明るい!!」
-これが魔王城の中にたくさんあったのです。敵を脅かすには黒がかった赤色にします。

あのさ、これ時代はいつ頃で、どれくらいの文明レベルのイメージなの?
シベリアって言うくらいなら、それっぽい世界観を読者はイメージするでしょ。
この描写見る限り、主人公ランプの存在は知ってるんだよね?
たぶん動物の油脂を燃料にしたランプだとは思うんだけど、それの構造はお前明確にイメージできてんの?
もしかしてシベリアってのは名前借りただけで、作者の脳内ではテンプレ中世ファンタジーと大して変わんないの?


中途半端にリアルな描写入れるからツッコミわんさか出てくるんだよ。
それなら最初っから瓜子姫シリーズみたいに雷の魔石でも使った方がよっぽどマシなんだよ。