フロは実母である自分より姑を慕う息子と向き合うと冷静ではいられないらしいから逃げて目を背けてたところもあったんじゃないか
息子を人質に差し出した負い目ってのあるだろうし
ジルには威勢のいい啖呵を切ったものの現実には貴族の慣習だのなんだのを口実にしたり、幼い養女が一時的に憎まれ役を引き受けてくれたことに甘えたまま、地雷さんが眠ってる二年間さえ独自の改善策をとっていなかったようだし
フロの側近はフロの側近でヴィルが脛に傷を持ったのを幸いとばかりにそのままシャルやメルヒを次期アウブに推す目論見で動くだろうし
ヴィルの復権なんて望んでないだろうフロ側近と、ヴィルへのフロの影響力をできるだけ減らしたいヴェロ系側近との思惑が合致した結果だったのかもな

シャルの側近が身の程を弁えずに地雷さんに対しての不満をこぼしたり、サポートしてもらっていながら地雷さんへの対抗心を燃やしたりするのはヴィルを復権させたことへの苦々しさもあるだろうし
シャルの側近がフロの側近と繋がりが深いからってのもありそう
地雷さんはシャルの命の恩人だけど、シャルの側近は主のシャルほどには恩義を感じてない雰囲気だよな
ヴィルの側近も主を救われたのに主よりも恩知らずな態度で地雷さんを舐めて都合よく利用することしか考えてなさそうだったし