長文すまない

それまでは、ヒーロー・アンチヒーロー問わず主人公には何かしらの優秀さがあった
簡単に言えば強いことが主人公の条件だった
けれどそれは優秀ではない読者層との乖離を意味していた
だから優秀でも無いどころか欠点だらけの少年をそのまま主人公にすることで
優秀ではない読者層を肯定した

尚、これは10年ほど前では通用したロジックで
今は優秀でない読者層が、優秀な主人公に自己投影する事へのハードルが下がっている(転生が小説界で一般化した)ので
優秀ではない読者層に合わせた、優秀ではない主人公を用意する必要性は低い

今は駄目な人だってそのままでも主人公じゃなくて、駄目な人でもイケメンチートに生まれ変わった上で主人公ってのが主流