何をする気か予想がついたけど、両腕がなく、足をベッドに
縛り付けられている僕には避けようがなかった。
「ん―――」
妹は舌で僕の口を開け、料理を流し込んだ。
噛み砕かれた料理と、彼女の唾液が喉を通っていく。
料理がなくなっても妹は唇を離さず僕の口内を啜り続けた。
「ぷっ―――」
やっと口を離すと、微笑みながら僕を見つめる。
「もう、お兄ちゃんってホント私がいないと何も出来ないんだから」
「トイレもお風呂も、オナニーだって出来ないもんね。でも安心して。
あの女と違って私はずっとお兄ちゃんと一緒にいるから」
妹はそう言うとまた料理に手を伸ばした。
僕はこの運命をただ受け入れるしかなかった。