例えば野獣死すべしとかを書いた大藪晴彦は実際は学生時代は政治思想的にヤンチャなことをやった時期もあるし
終戦直後とか無茶苦茶悲惨な状況を経験して時には盗みまでして食いつなぐ必要があった
そういう人だからこそ野獣シリーズが書けたんだと思う。

そして同じようなベクトルの娯楽小説をそういう経験が何もない
むしろ物質的快楽の有無しか価値観がない現代人が書いた
「平成・令和版リメイク」がなろうの復讐モノなのだ、って考えるとまあ色々腑に落ちる。