>>810
使われ過ぎて意味が拡大して薄まった言葉、ってのはいろいろあるよな。

「放送事故」なんかもそうだ。最初は純粋に言葉通り、「事故」を扱っていたが、
次第に「ショッキングな映像」全てを指す言葉となり、
どこからどう見てもシナリオ通り、スタッフの計画通りに放送されてるものでも
「これはもう放送事故だろ」と言われるようになった。

一番有名なのは「ヤバイ」か。かつてはマイナス方面だけを指す言葉だった。
「このラーメンはヤバイ」といったら、そのラーメンは凄く不味いか、毒入りかだった。
だが今ではむしろプラス方面、「美味い」時に使われてる。
ややこしいことに、マイナス方面の使われ方もしっかり残ってる。180度逆の意味が。

微妙(ヤバイと逆パターン、今ではマイナスが多いが元々は違う)とか、
意味不明(意味わかってて「不満」な時に使われてる)とか、
サイコパス(ただの「極悪人」として使う奴が多い)とか、

挙げていったらキリがないが、言葉の意味は時代と共に変わる、だね。
「チート」も、そして「エルフ」も「ゴブリン」も。