大学付属中高一貫中学校に通っていた時、部活で仲良くしてくれた高校生の先輩が亡くなった。
四十代の男性の運転する車で、原因は若年性脳梗塞による交通事故だった。
住宅街だったが、大通りから離れた裏道だった為に発見が遅れ、先輩は失血死で亡くなった。
運転していた男性は事故の衝撃で意識を失っていて病院で目覚めたらしい。(部外者な為詳しく知らない)
通報は通りすがりの付近の住人で、事故発生から3時間以上も経過していた事がドライブレコーダーで判明したらしい。

事故前月、先輩の大学生お姉さんと交際一週間記念日という事で処女膜を破らせてもらい、安全日だからと膣内射精してしまっていたので、正式に恋人宣言を先輩に伝えようと思っていた矢先だった。
事件発生当日は先輩の部屋で、危険日が近いから避妊をと忠告する先輩のお母さんに、抜かずの5連続膣内射精を達成した日だった。
こんな賞味期限切れの母親を無責任に妊娠させようなんて悪い子と言って、四つん這いのまま逆流した精液を零しながら微笑んでいたのが印象的でした。
結局はそれで孕む事は無く、遅れながら生理が来たらしい。

事故後、保険金やら慰謝料やらで十桁一歩手前に近いお金が入った。
なので、親は若い方が子供は嬉しいし、出産は早い方がリスクは少ないので、先輩姉には大学在学中には女の子を一人産んでもらった。
ただ、母乳の出が悪い為、先輩母に乳母として協力してもらった。
流石に出産迄したら大変だし、育児にも支障があるから妊娠までで止めている。
先輩姉は子供を先輩母に託児できるから大学時代はストレス無く楽しかったらしい。
その後、婚姻可能年齢に成ったら直ぐに先輩姉と入籍した。
大学卒業後は大手会社とは言えないが、傘下の準大手規模に入社出来たので、先輩姉には第二子を、先輩母にも一人だけ出産を許可した。

先週、先輩姉は女児を、先輩母は男児を無事出産したので記念カキコ。
ちなみに、先輩母は産んだ男児に、死んだ先輩の漢字は違うが同じ読み方の名前を付けた。
子供たちを見ていて、もう数年後には、先輩姉には
男児を先輩母には女児を産ませようと思う。
幸いに、先輩が亡くなってくれたおかげでお金は沢山有る。
結婚式も豪華に出来たし、新婚旅行も先輩母を連れて行けて楽しかった。
もう数人子供が殖えても我が家は安泰だ。
先輩も残したお金が有意義に使われて万感の思いだろう。

最後に、

二度と会えない先輩に感謝を。

自分は幸せです。