「行こう、友よ。翼はいらない。君の隣で、地を歩こう」
「やっと本当に、あの人を奪い合える機会がきたわ」
「よく頑張りましたわね。泣いて喚いても、誰も見ていませんわよ。家族以外は」
「ご武運をお祈りしております。スバル様」
「僕ぁ英雄を友達にしたつもりはありませんよ。だから僕の中で、あなたはいつだって初めて会った頃のままだ……!」
「勝ち目がねェほど追い詰められッちまった。――だァから、俺様の勝ちだ」
「故に人は何も知らぬまま生まれ、世慣れぬまま死んでゆく……」