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ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【238】

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0001ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE (ワッチョイ 322f-9Hqw)
垢版 |
2022/10/22(土) 07:04:58.34ID:kuFxbrL00
オリジナルの文章を随時募集中!

点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!

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長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする(例外あり)!
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前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【237】
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0078この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
垢版 |
2022/10/23(日) 22:55:13.51ID:3SKOkYSG0
馬田鹿男著、以下は波賀学園の劣等性のプロローグになります。

0,瓶詰の地獄

背景 名も知らぬ誰か。

 この国の真の底辺がどこにあるかご存じだろうか。
 今の自分こそ底辺だと思っている諸君に言いたい。そこは断じて底辺ではない、と。
 私がいまどこにいるか。ここは日本南部の排他的経済水域ギリギリ内側にある小島群、四島列島である。
 ここは日本の領土でありつつも決して地図には映らない。当然グーグルマップにも映らないこの島は日本でありながら日本ではない。この島をはとある学園によって支配されている。その名も私立芳賀学園。
 信じられないとは思うが、ここには日本全国から病気レベルのの変人が集められている、まさに現代のサナトリウムである。
 社会から隔離された変人たちは恐ろしいことに大人しく隔離などされず、日々変人同士が競うように切磋琢磨し、更なる変人の極みに達しようとしているのだ。
 地獄である。こここそが、日本の底辺なのである。
0079この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
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2022/10/23(日) 23:04:05.50ID:3SKOkYSG0
 誤解しないでいただきたいが、私がこの学園に入学することになったのは何かの間違いなのだ。すべてはあの男の陰謀に違いない。ここでその男の名前を出すことはこのメッセージを受け取ったあなたの身辺に危険を及ぼす可能性があるので伏せておく。
 本題だが、この手紙を無事に受け取った日本語の読めるだれか。どうか助けてくれ。私のために日本政府に働きかけてくれ。私はこんな場所にはふさわしくないのだ。なによりイケメンだ。このルックスを失うのは日本にとって大きな損失だ。
 もし助けてくれる貴女が女性ならば、美醜問わず誠心誠意お付き合いさせていただくつもりだ。結婚云々は要相談だが、私という男性を連れて歩くだけで優越感を味わえること間違いない。
 貴方が男性だったならば、私が必ずや芸能界で華々しく活躍し、貴方の懐に大金が転がり込むことを保証する。
 どうか、どうか、お願いします。
 
 5月7日 一抹の希望を込めた手紙を教諭の飲み捨てたワインの瓶に詰め海に流す。
 瓶内を洗浄する時間がなく、ワインの雫と大酒飲みのアラサー美女の唾液が付着しているかもしれないが、悪しからず了承していただきたい。
 
最後に・・・
 このボトルメッセージがはるか遠く、アメリカやオーストラリアといった英語圏に流れ着いて金髪碧眼の美女が拾ったときに備え、僕の知りうる英語を最大限使ってメッセージをここに書き記しておく。
 ―――I am handsome.
 浅井陽太郎
0080この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
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2022/10/23(日) 23:12:27.11ID:3SKOkYSG0
以下、68の続き

 入学式が終了して教室へと誘導される道中、私は隣に座っていた少女と同伴して行動していた。というより、立ち上がってわかったのだが、新入生は15人しかいなかった。全員同じクラスである。
 教室で名前の書かれた席に座ると彼女は私の左隣だった。私が先ほどの礼を伝えると彼女は『馬路黄泉子』と名乗った。入学式中は気づかなかったが、彼女は市松人形のような整った顔立ちをしている。長い髪の毛を後ろで一つに束ねて、無表情のまま黙々と難しそうな学術書に目を這わせている。
「魔女? 巫女?」
「マジさんと呼んでください。私の名前を噛んだら、二度と口を利きません」
 マジシャンと言いそうになった私は口をつぐむ。迂闊に名前を呼べないから、声もかけづらい。きっと私のようなイケメンが隣に座って警戒しているかもしれない。それは無理もないことだ。
 私はしかたなく彼女の向こう、窓から見える景色を眺める。2階の教室からは砂のグラウンド、そしてプール、先ほどの体育館、そしてそれらを取り囲むうっそうと茂った密林、さらにそれを取り囲む広大な海が陽の光をきらきらと反射しているのが見えた。
0081この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
垢版 |
2022/10/23(日) 23:16:22.23ID:3SKOkYSG0
 次にクラスの連中を見渡したが、ゴリラ学園長が言っていた『全国から選出された』猛者たちであるのかはイマイチわからなかった。たしかに中には大学生にしてすでに頭髪の一切を失っている男や、明らかにスカートの裾が床を掃いている女子もいるが、それ以外は普通なように見える。
 かくいう私もイケメンである以外、さしてとりえのない普通の男といえよう。まあ、そのイケメンというただ一点において突出していることは否めない。
 スーツに身を包んだ女性教諭らしき人物がツカツカと入ってきて、教壇に立った。お肌の年齢からまだ齢20半ばから後半というところか。いやしかし信じられるだろうか、いまどき竹刀を帯刀して教壇に立つ人物が教職にいようとは。時代錯誤も甚だしい。
「アタシが、担任の柳生しぶきだ。クラス全員にしぶきちゃんと気安く呼ぶことを強制する。そしてたったいま私の年齢を質問する自由をはく奪する」
「しぶきちゃん先生!」男子生徒の一人が挙手する。
「呼び方がくどい、矯正ィ!」
 そう言ってしぶきちゃんはその男子生徒の頭部を竹刀で弾いた。小気味良い破裂音が教室に響き渡る。
「ぼ、暴力反対!」誰かが叫んだ。
「教育とは暴力だ」
 そんなわけはない。
「訂正しよう。教育とは知識の暴力だ。教員は知識を学生の脳みそに叩きつけるのが仕事だ。学生である貴様らはただひたすら受け入れるしかない。いわば脳内マゾヒズム!」
 確かにその論理には一理ある。しかし、竹刀で殴るというのは知識の暴力とは違うのではないか。別のマゾヒズムが開花してしまう。
0082この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
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2022/10/23(日) 23:19:01.69ID:3SKOkYSG0
「おっと、そこの男子」
 私のことであろう。閻魔のような眼球にイケメンたる私が映っている。
「竹刀で殴るのは違うとでも言いたげな目をしているな」
 私は教諭の読心術に戦慄した。
「説明しておこう。この竹刀はさる上級生が制作した海馬殴打竹刀、その名も『竹電くん』だ。竹刀による殴打の衝撃で発電した電流が海馬を的確に刺激し、記憶野を活性化させる。らしい」
 彼女は手元の説明書を読んで聞かせる。
「なお竹刀自体の攻撃力は独自の衝撃吸収電力変換ジェルクッションハニカム構造により、通常の竹刀による衝撃の一〇〇分の一に抑えられ、生卵も割れない安心設計となっている。らしい。以上だ。この竹刀についての質問は今をもって受け付けを終了する」
「脳ミソへの暴力だ!」殴られた男子生徒が訴える。
「黙れ、脳に痛覚はない! 脳ミソの活性化はむしろ教育の神髄といえる」
 なんということだろう。素晴らしい発明だ。これをもっと教育の場に普及させれば、みなが歴史の年号に意味不明な語呂を当てはめる必要すらなくなるではないか。
「次に、この学校の授業について説明しておいてやる。この学校にはテストなるものはない。毎回の授業で課題を出すから、それをいかに的確にこなせるか。それによってしぶきポイント(SP)が付与される。全員、机の引き出しに右手を突っ込め!」
 しぶきちゃんの号令で右手を差し入れると、右腕が机の中のアーム的ななにかによって固定され、手首に金属的質感の腕輪がぴったりと装着された。腕が解放されて抜いて見てみれば、どこか高級感すらある黒光りする腕輪が装着されている。
「その腕輪は全自動学生管理システムを搭載した最新の採点装置、その名も『懊悩くん』と言う。全自動で私が与えしポイントが得点が蓄積される仕組みだ」
0083この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
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2022/10/23(日) 23:20:20.60ID:3SKOkYSG0
「この腕輪は外すことはできるのですか」隣の席の馬路さんが挙手して質問する。
「卒業するまで不可能だ。風呂に入るときも、便所に行くときも常に一緒だ。もちろん完全防水となっている」
「三年後に日焼けあとがとんでもないことになります」
「素晴らしい着眼点だ。しぶきポイント一点!」
 しぶきちゃんが竹刀で指すと、彼女の腕輪に『+1』と表示される。なんという近未来的教育システム。この学園の教育への姿勢に私は心打たれた。まるでとある魔法学校の世界だ。
「学期末にしぶきポイントが最も高かった学生には、特別にゴリラ学園長から直接金一封と表彰状が渡される。精進するように!」
 金一封! なんという生臭くも、学習意欲を煽る効率的な手段だろうか。やはりゴリラといえど学園長。ゴリラはただのゴリラじゃない。
「さて、今日は初日ということもある。このくらいで寮に帰って休ませたい。が、最後にこれだけは言っておく。貴様らは全員日本でも有数のバカである!」
 なんと! 私がバカだと!? 教室もざわめいている。なにを言うかと思えばこの女教諭、私を含めてバカとひとくくりにするなんて、いくら何でも暴論だ。
「しぶきちゃん、私は天才です」隣のマジさんが淡々と意見した。
0084この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
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2022/10/23(日) 23:37:07.08ID:3SKOkYSG0
「バカと天才は紙一重という言葉を脳髄に刻め。貴様らが、このまま大天才になるのか、大バカやろうになるのか、それは貴様ら次第だが、どちらも一般人に過剰に影響を及ぼす点では一緒だ。そこで貴様らを社会から隔離し、世間様にご迷惑が掛からないように教育するためにここは設立されたのだ」
「えっ、オレ週末は渋谷でパーリーナイッ、の予定なんだけど」
 そう言ったハゲの頭部で竹刀が弾けた。
「矯正ェィ! 島から出る船はない! 貴様らは三年間この島から出ることは不可能だ!」
 私は頭の中が真っ白になった。知らず知らずバカの隔離病棟に送り込まれていたのである。バカと天才は紙一重。確かに何かで聞いた標語だが、いったいどこのどいつが考えた言葉なんだろうか。確かに私の容姿は非凡ではあるが、頭脳や身体能力においては凡才だろう。
 呆然とする私は気づけば寮の一室に一人佇んでいた。四畳ほどの狭い一室。ベッドと机と椅子、流しのついた化粧台が一つ。それしかない殺風景な細長い部屋だった。たった一つの窓にはなぜか鉄格子が嵌められている。独房じゃあるまいし、いったい何の意味があるのか。
 机には学生生活の案内や地図が置いてあった。
 その地図を見て私は愕然とする。東京から20キロとはなんだったのか、沖ノ鳥島(東京都)から南に20キロではないか! とても遠泳で帰れる距離ではない。だいたい沖ノ鳥島が日本の最南端じゃなかったのか。ここは本当に日本なのだろうか。
 それに地図によると学園のある一島から放射状に三つの島があり、四島で四島列島。北に位置する二島は学生寮。しかし西に位置する三島、東の四島とあるが、どこも橋で結んでいるのに立ち入り禁止となっているようだ。
 怒りに震えながら地図に目を這わすと、さらに学生寮図の下には門限20時と記されていた。
 自由で開放的な〈全寮制〉学園生活と記されたパンフレットを差し出す似非山田を思い出し、私は全てを理解した。
 そう、私はあの男に騙されたのだ。
0085この名無しがすごい! (ワッチョイ fd02-Y/ct)
垢版 |
2022/10/24(月) 00:08:32.23ID:0o8YAAPC0
以上が後半部になります。
載せといてなんですが後半部分は細かくチェックしてないので前半以上に粗い気がする。

以下、長いけどプロット。
三島には学園長をゴリラにしたマッドサイエンティストが実効支配していて、三島では彼女が生み出したキメラが闊歩している。
四島では懊悩くんの発明家である男が異世界転生した男を探すため、日夜トラックをマネキンに衝突させて異世界への扉を開いている。島には異世界から来た謎の勇者や魔王がいる。
馬路さんとは友達になる。彼女は物理学の天才的馬鹿。高校生の頃に宗教団体「柚子の棘」に誘拐されて大量破壊兵器を作るよう指示され、実験の失敗から小型ブラックホールを生み出して教主の「栄光の高橋」や最高幹部「雨の千春」たちを因果地平の彼方に消し飛ばした過去がある。

島脱出を決意した主人公は、ゴリラ学園長に直談判するためにもしぶきポイント首位を目指す。
しかしあまりにも猛者ぞろいで苦戦するなか、猫(これも猫に変えられた二年生)に導かれて三島に迷い込み三島の王に会う。
三島の王は四島の王と仲が悪く、四島の王を殺したら協力しようと言われる。
結局、馬路さんの協力で三島の王を友のいる異世界に飛ばして、四島の王が生み出した怪鳥に乗って日本本土に帰還を果たす。
そこで主人公は似非山田が自分の母親と結婚式を挙げている様子を目撃したところで、日本政府の秘密部隊に捕縛。
ソニックブームを口から放つギャオス、ゲフンッ、怪鳥を操って東京タワーを破壊した罪で逮捕され、また芳賀学園に戻される。
おしまい。
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