クズ・ゾンビ


変異した植物が人類に侵食するホラー・アクション、2017年のアメリカ映画。

飼料用作物としてアメリカ南部に持ち込まれた外来種の葛(クズ)は、その繁殖力の強さから急速にアメリカ全土に広がっていった。
それを駆除すべく、バイオ研究所《グローボ・バイオテク》は新薬クアドキシンを開発、その散布実験を密かに開始した。
しかし、クアドキシンには恐るべき副作用が隠されていた。
それはクズの寄生力を増幅させ、人間の体内で繁殖できる変異種を発生させてしまったのだ…。
奇しくもクアドキシンの散布実験が行われた山林から程近いエリアでは、夏フェスが開催されていた。
薬剤散布の飛行パイロットのロニーも、この日は叔父のミートパイ屋台を手伝っていた。
と、突如そこに乱入してきたクズに寄生されたゾンビ達。
逃げ場もないまま見境なく襲われる観客達も、次々 植物ゾンビと化していった。
かろうじて生き残ったロニー達は何とかフェス会場を脱出、武器を求めて町の中心部へと移動するも、
そのころにはすでに町全体が地獄絵図と化していた。
一か八か、武装したロニーら一団は《グローボ・バイオテク》研究所のある飛行場を目指すが…。