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王族貴族は血の色がガチ青 平民は血の色が赤

> 遥か昔、この地は原初の獣人たちしか生息しない、自然溢れる地であった。
>そこに、のちに【御使いの方々】と呼ばれる方々が降り立ったのだ。
>その方々は神々の姿を写したと言われるほど美しく、気品にあふれていた。
>【御使いの方々】は自らの世話をさせるために、醜い獣人を自分たちに似せて作り直した。
>それがこの世界の原初の伝説である。

> 王族を含む “ 御使い ”の子孫と言われる貴族たちの血は青。
> 平民と言われる、御使いが作り直したと言われる生き物の血は赤。
> この2つはまったく別の生物なのだ。

>「おまえは小さな時から都合の良いことしか聞かない子供だった。
> だから教育されていたはずの事も頭に残っていなかったのだろう。
> 結論から言うと、貴族が平民との間に子をもうけても、その子は魔力をもたない、一滴でも平民の血が混じった貴族家は魔力を失うのだ。
> だから貴族は平民と婚姻しない。
> もし平民と交雑して子が出来ても、庶子とし、相続権は発生しないのだ。
> そこのバラデュールもおまえと同じ、おめでたい頭をしているようで、知らなかったようだがな」