菊地秀行作品では、妖魔シリーズや妖戦地帯でヒロインが化物にレイプされた後の回想描写がエロくて秀逸。

化物の触手や奇根の与えた快楽は人間男性相手の性交とは比べものにならないほど強力だった事が
彼女たちの記憶の中で僅かな心理的救済となっている一方で、その自覚と思い出す度性欲に疼く身体が
却って屈辱と絶望を深めていくさまがね。