>>378
黄巾の乱に参加する前の劉備はいわゆる侠客であり、家業を厭い、酒色を好んだ
生活していた。縁あって沛東に位置する泗水の亭長(警察分署長)に就任したが、
任務に忠実な官人ではなかった。沛の役人の中に後に劉備の覇業を助けることに
なる袁紹と曹操もいたが、彼らもこの時期には劉備を高くは評価していなかった
ようである。しかし何故か人望のある性質であり、仕事で失敗しても周囲が擁護
し、劉備が飲み屋に入れば自然と人が集まり店が満席になったと伝えられる。
またこの任侠時代に張飛の食客になっていたともいう。