藤沢周平 用心棒初日
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好みですから思ったのを選べばいいと思います
読み終わったら
蝉しぐれ
三屋清左衛門残実録
用心棒日月抄も読んでみてください 昔、親に「何か面白い本ない?」と聞いたら教えてくれたのが藤沢周平
最初に貸してくれたのが不倫ものの「海鳴り」だったw
俺の好きなのは>>820と同じく「獄医立花登」のシリーズと、ハードボイルドな「彫師伊之助」のシリーズ
印象は明と暗だが、どちらも読後感は悪くない >>822
海鳴りはいいぞ
主人公が俺より年下なのに「じじい」と呼ばれたのはショックだったがw 三屋清左衛門残日録の百年忌の仏は寺が詐欺おこなったとも取れるな
俗名かなって上手くいくかななんて 用心棒日月抄のDVDボックス買ってしまった
休みにまとめてみるつもり >>829
ドラマの面白さはまずまず
藤沢先生の地味にいい話の感覚はよく出てる さて>>829がどのようなレスをつけるのか
藤沢周平ファン乾坤一擲の勝負である >>829
無難な作品ですな
>>827への返答としては 名物にうまいものなし、藤沢作品にまずいものなし(´・ω・`) >>832
ただ、わざわざ架空の藩を作らずに出身地の藩を題材にしたほうが地元の町興しに効果あったのに
そこは失敗したなぁと思う
TVでいまだに題材にされるわけだし >>833
悪い藩主とか書きにくくなっちゃうw
史実にしばられるし、妙に詳しいけど見当違いなとこにつっこむ郷土史家とかうるさそうだし
いいことないだろ >>834
その通りですね。海坂藩だからこそ、時代を超越した永遠の世界。
某時代小説のように、主人公たちが幕末、維新に翻弄されるような
ものは江戸時代の情緒に浸っていたい読者には合わない。 情景描写、川とか山でだいたい何処かは言われてるし
故郷貢献してると思うよ >>838
具体的にはどこなんですか?そんなの分からないですよ 幕末に活躍した庄内藩の酒井了恒を主人公にした作品を書いてほしかった 三屋清左衛門残日録の奥之助が妻との約束を違えてって具体的になんだろうと引っかかってしまった
朝田派の会合に出入りして組頭の娘を見初めて一緒になり当然朝田派になった ここに約束をたがえるものはない
しいて対立しうるものとしては朝田が藩政を投げ出して失脚して粛清された後に不穏な文言で異議申し立てしたことか
これをして約束をたがえたという表現はいささかずれているように思う
ほかの解釈があるのか教えて あまり話題にならないけど、麦屋町昼下がりとかどうなんですか?
何だか西部劇の決闘ものみたいなタイトルだけど >>844
おもしろい
藤沢周平でハズレの小説なんて最晩年の一部を除いてない 武家ものではたそがれ清兵衛、市井ものでは本所しぐれ町物語が特に好き >>843
>妻との約束を違えて
頼るひとを間違えたからこのざまだ、俺は零落したと愚痴をこぼす奥之助に対し、清左衛門は、
「朝田派から遠藤派に乗り換えるのは、(結婚の約束をした多加どのとの)約束を違えることになる、と当時自分で言っていたではないか」と指摘し、
「ならば愚痴は言わぬことだ。己の信ずるところに殉じたのだから、わしなら以って瞑すべしと思うところだ。」とさらに突っ込んだ。
よって、奥之助は妻との約束を違えたわけではないが、妻としては思い描いていた人生とはちがったはずで(政変までは幸せだったとは思うが)、
その不満から不仲になっていたものと愚考します。 蝉しぐれと三屋清左衛門残日録の御家騒動は同じものなのかな 男女関係が安っぽいよね
一途に誰か思うとか、あるわけないっつーの こんだけ毎度お家騒動がおきてよくこの藩潰されねぇよなw >>857
安っぽい?
どんなのが高級な男女関係なのよw
一途に誰か思うとか普通にあるでしょ 暇だから「ふつうが一番」録画見てた
俺が藤沢周平の息子に生まれていれば親子で直木賞とれたかな >>861
例えば鬼の爪では狭間の妻を騙し寝取る絶好のチャンスだったのに何もしないなんてがっかり それは和食の店に来てフレンチ出せと言ってるようなものだ。 >>863
あなたはがっかりかもしれないが、安っぽいというのとは違うような
人間の醜さを書くほうが高級!とかそういうの? >>863
ちゃんと上役がヤリ逃げしてるじゃねえか。 今また読み直してるが用心棒先で起きる事件が複雑に複数の独立した下手人が絡んでたり高度 すごいね 評価の高い蝉しぐれは王道すぎていまいち面白みに欠けるな
同じような設定なら風の果てのほうがおもしろい うっかり思ったんだけど又八郎って、国元て馬廻りで百石もらってて半分くらい藩に借り上げられてるんだっけ?
それなら本当に脱藩して江戸で用心棒専業でやってたほうが楽な生活ができたんじゃなかろうか? 細谷は子だくさんで飲んべだったからなぁ・・・カネが残せなかったのかもしれん
でも確かに、用心棒稼業はチャンバラができるうちが花だよな 用心棒案件とかでも複数の人間が絡まってたりプロットが複雑に出来ていてそれでいて話の前後関係に破綻がないのがすごい
これ書いてたときはとても充実してたんだな 三屋清左衛門残日録にはちらちら矛盾点があるのに
どっちも種は同じ酒井家のお家騒動なんだっけか 又八郎も海坂藩なんだっけ?北国の小藩としか記述はなかったように思うけど、藤沢作品で北国の小藩てことはねぇ >>873
自分は4が長編サスペンスの趣で一番好きだな。ただ、細谷が落ちぶれて奥さんは狂死ってのが何とも・・・ 奥さんが若々しくて貧乏を苦にしない美人に描かれていたから余計にね。 アレはキツかったなぁ
細谷の凋落は仕方ないにしても、せめてどこか息子んところに行っててほしかった でも細谷がああなるのもわかる
結局性格に締まりがなかったからな
若いうちは体力と愛嬌で通せるが、年を食ってしまうとそうはいかない 今の時代だったら離婚してそう
つか、浪人(フリーアルバイター)が妻子持ちで生涯を全うした時代 9月に読み直したところ!忘れてたから細谷夫妻にかなりショック受けたよ…
今彫物師伊之助読み終えたけど、物足りなかったわー 鶴岡の朗読会行ってきた
泣かない女、東海中学の文化祭でも朗読したらしい >>887
どの辺りが魅力なのかな。よく分からなかった…
おまさとも関係も残念だったしー >>890
海外ミステリのハードボイルド好きならはまる
現代ものも含めて日本のハードボイルドミステリとしては最高レベル >>891
ハードボイルドですかー
それはハマらないわけですね…ワタシ…
大人しく平四郎でも読んでますね! >>891
ハードボイルドって文庫の解説の受け売りじゃん 単行本で読んだから、文庫の解説がどう書いてるか知らんが
そんなもん読まなくったってハードボイルド読んだことある人ならわかるっしょ
ハードボイルド合わない人はだめだろうけど
立花登みたいのも書けるし、ハードボイルドも書けるんだからたいしたもんだと思う 自分は、>>891のレス見たら読みたくなったよ
ハードボイルドは一度も読んだことないがww そもそもハードボイルドの定義ってなんだろう
一人称で乾いた文体ならそれでいいのか? >>898
内藤陳が好きならハードボイルドw
それは冗談だけど、雰囲気でしょ
たしかに消えた女のラストなんていかにもだね
向こうのハードボイルドミステリのフォーマットをうまく使ってる(パクリとか言ってるんじゃないです)
捕物帖を書くのに、いわゆる江戸情緒ものじゃなくて新しいパターンを狙ったのではないかと思う でもそういえば時代小説で一人称ってあんまり見ない気がする >>898
ないよ。人により千差万別。だから北方謙三は「自分が描いたのがハードボイルド」と言ってるし、
馳星周は、ハードボイルドと言われたら殆どの人が上げるだろうチャンドラーを「ハードボイルドじゃない」と言ってるし。 >>904
感情を表さないという点では伊之助もデューク東郷も十分にハードボイルドだな そういや又八郎は国元の道場で一応師範代クラスだったんだよな
てことは、細谷やもう一人2巻で出てきたうらなり青瓢箪も、それなりの腕だったのかな
そんな又八郎に懐剣一丁で襲いかかった佐知ねぇさん、どんだけ凄腕なんだw 獄医立花登手控えは講談社文庫のやつと文春文庫のやつがあるんだね
文春文庫の方が文字が大きくて見やすいね 新潮文庫の方が文字がデカくてクッキリしてて凄く読みやすかった >>906
それなりもなにも、最初の方で又八郎が腰の座りを見て、剣は相当できると相模屋のおやじに語ってますがな。 藤沢周平の隠し剣秋風抄の盲目剣谺返しって話、プロットが武士の一分だな
こんなことが池波にもあるから不思議 >>912
「武士の一分」の原作が「盲目剣谺返し」だよね
何が不思議なの? >>915
そんなのこのスレなら誰でも知ってることだからそれよりも佐伯によくあるについて詳しくw >>916
俺(915)じゃなく、>>913に言ってくれw
>>912の「こんなことが池波にもある」についても詳しく レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。