【西那須野〜京都】二十歳の原点2【高野悦子】
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独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。
前スレ
【カッコ】二十歳の原点【高野悦子】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/books/1287500812/
案内サイト
高野悦子 二十歳の原点案内
http://www7b.biglobe.ne.jp/~takanoetsuko/ >>889
私が話を聞いた人は
悦子さんが大学生の時に高校生だった人、数人いる。
その人たちが大学生の頃は、大学に行っても(デモなどで)授業がないから
運動してる人がはた迷惑だった、と話している
口に出さないだけで、もしかしたらマルクスの本を読んでいたのかもしれないが
一般的には学生運動してる人=変人、という扱いだったそうだ。 >>890
それはもう世代が下なので、感覚が違って当然。
悦子さんの亡くなった69年をピークとして、学生運動は急激に失速しているからね。
すぐ下の世代は、学生運動急下降中に大学生になるので。 私は東大安田講堂事件(1969年)を当時テレビの生中継で見た記憶がうっすらある。
浅間山荘事件の時は小学生で、やはりテレビの生中継を見た。
子供だったから世間のことはよく分からないが
学生運動はファッションと同じだったと思う。
ヒッピーのような服装や「神田川」に出てくる長髪の人は多かったが
彼らはそれは表面的なことは真似ていたが
真実、マルクス主義を信じていたわけではなかったと思う。
そのファッション(流行)を流行と見抜けなかった悦子さんの悲劇は
そこにあると思う。
それが真実だと思い込ませたものは何だったのか。
ネットで真実のような現在の風潮と似てる気がする。 >>892
それこそ「ウソをウソと見抜けないような人は、匿名掲示板を使うのは難しい」という名言のとおり。
ネット上で煽られたり、妄想が行き過ぎて、本当に人を殺したり、自殺したりするケースが何件もあるからね。
激しい思い込みや、現実とフィクションの区別がつかないほどハイになった精神状態は極めて危険。
高野さんには失礼だが、マルクス主義というフィクション(あるいはファッション)と現実の区別がつかなくなった人が
思いつめて自殺したり、より過激化して連合赤軍、日本赤軍のような事件を引き起こしたのが当時の世相。 人間の脳って本当によく出来ているというか、狡く出来ていて、自分自身をも騙して
現実逃避をする。
逃避先は異性であったり神や仏であったり、思想であったり、弱い者イジメだったり
もする。自分の外に関心や敵をつくり、自分自身や現実を見せないようにする。
悦子さん
は、中村への執着が自身による現実逃避だと自殺の数日前に気が付く。
自分自身が、空っぽであること、生きる強い意志が欠けていること、それらを自覚し
絶望心理に落ちて行った。これが彼女の特徴的な個性であった。 客観性の罠。
自らの欲望に照明を当て続けたら、本能や欲望そのものがつまらないものとなる。
私が彼が好きなのは私の性欲がそうさせているからだ。
客観的にはそれが事実なのだが、その欲望を否定することなく肯定してこそ生物とし
てのヒトは生きて行ける。
彼女が勉強した理論はあまりにも理想的であり、人間の本来の現実からかけはなれて
しまった。人間の本来生を何か神様か天使のような存在だと勘違いしようとした。
絶対的自由など言葉の遊びにすぎない。
現実によってその妄想理論が破壊されるのは時間の問題だった。
キャベツを切る中村の姿を見て幻想が消えていく。
「労働者」とか「労働者階級」ってそこいらの普通の人じゃん、なんか偉いモンだ
と思ってた。中村だってそこいらの普通の男じゃん。 誤 キャベツを切ったり
正 きゅうりを切ったりカツを揚げたり しかし、だ
中村さんがイケメンでなかったら
悦子さんは恋に落ちただろうか?
実はイケメンじゃなかったら恋に落ちることは
なかった気がする
むしろ小山田さんに向かってのでは? しかし、複雑な彼女の心理過程よりも、自殺の原因は疲労だと思うのだ。
デモとケガ、バイト、酒、煙草、眠剤、不食、寝不足、失恋、その結果としての疲労。
そしてその疲労に基づくマイナス思考と絶望妄想、そして自殺行為。
でも、彼女をそんな乱れきった生活に陥らせた原因は何だったのかという、ニワトリ
と卵、どちらが先かという問題が出てくる。
彼女にとって大学生活は本当に大切なものだった。どれだけ憧れて入学してきたかは
日記を読めば分かる。でも思い込みが強すぎて、勉強も恋愛も思うようにはならなか
った。そこから崩れていった。
なぜ崩れ壊れていったかといえば、彼女の生真面目さ、弱さ、一口に言って彼女の性
格や個性としか言いようがない。
そして忘れてはいけない彼女の重要な性格に、行動力がある、ということだ。
実際に行動してしまい、後で日記でグダグダ反省する、それが彼女の特徴なのだ。
誤解を与えそうだが、行動力のあるバカほど迷惑をかけたり怖い者はない、という。
それが彼女自身にすべて跳ね返ってきた。
絶望妄想と自殺決行にはやはり壁があると思うのだが、彼女はその軽はずみな行動力
跳んでしまった。 コンパで酒飲んで、男と一緒にラブホテルに入って、初体験をする。
もうほとんど自分の意志でやってる。男を知りたいって期待感で。
後でいろいろその行為を詳細にふり返っているんだから酒で意識が飛んでいたなんて
こともない。
そしてやってしまったことを日記でグダグダと反省したり、相手の男の責任にしよう
とする。男に着いていかなきゃいいだけのこと。事実上の同意があったように見える。
密かに、私、初体験しちゃった♡、という複雑な気持があったかもしれない。
それ以降、彼女の男への性的願望はかなり高まるが、それはホテルの男性従業員への
妄想を見れば分かる。中村との関係はそんな延長線上で起きた。
しかし、私はそんな彼女を批判しようとはまったく思わない。
悦チャンやっちゃったね、本当は恋愛関係の中でできたらよかったのにね。
その恋愛が上手くいかなかったから、ちょっと冒険と無理をしちゃったんだね。
若い時って男も女もそんなもんだろ。
行動力の無い男は童貞で、女は処女のまま、なんてのは言い過ぎか? ワンゲルの小林さんには色々書いてるけど
同意の上でホテル行ったんだし同情は出来ない
ホテルで鈴木氏とは何かあったのかもしれないが
それは日記だけでは分からない
日記を見ると、結構ノリが軽い女だな、という印象。
本人は否定するだろうけどねw ノリが軽い、だけなら自殺するところまで行かなかった。
そこがちょっとお馬鹿な女子大生とは違うところ。
彼女はとても純粋で勇気があり賢い女性でもあった。
時代が彼女を急き立て、彼女が純粋だからこそそれに壊された。
不器用な彼女は時代から、その場から逃げることができなかった。
母親とともに栃木に帰っていたなら、京都に流れていた激しい時代と人間関係から
逃れ生きられただろう。
一途な性格で余裕の無い彼女にはそれができなかった。
その場の時間と人間関係に呪縛され身動きできなくなっていた。 学生になってもっともしたいことは恋愛だった。
恋愛が生まれるのその舞台は学生運動の場であるはずだった。
それが一年経過しても実現しない。
周りは真面目なだけの理論好きな学生活動家ばかり。
私が片思いするだけで、可愛い私に誰も私に声をかけてこない。
相思相愛の恋愛がしたかった、好きな男と運動について語り合い、深い関係にも
なりたかった、抱かれたかった。
このままでは恋愛ができない、恋人が見つからない、どうしようもないと、私は
次第に焦りだした。
私を女として見ない、面白くもない、冷たい男達がいる組織から距離を置こう。
普通の大学生に、女子学生に戻って学生生活をやりなおそう、そう考えた。
それが二十歳の原点であった。
ワンゲルに入り、政治的なことから逃れよう、忘れようと山に登った。
しかし、それができなかった。ここで踏みとどまっていれば死ぬことはなかった。
私は広小路内であった学内デモを見て熱くメラメラしたものを感じて、気が付いたら
デモの輪の中にいた。私には活動から逃げたという負い目があった。
今度はより激しい学生運動の中に入って行った。 そこからは、私に多くのトラブルが起きた。正確には、私は多くのトラブルを自ら
引き起こし、結果的に窮地に追い詰められていく。
酒を飲んで小林と処女喪失の冒険をし、自ら自尊心を深く傷つけることになった。
謂わば、自損事故を起こし、自暴自棄状態となった。下宿での自棄酒。
そんな自分を忘れようと、他者との一体感とエリート意識で恍惚感を感じることが
でき、ハイになれる激しい全共闘のデモに参加する日々が続いた。
その全共闘理論に熱心になるあまり、学生身分を捨てるという問題が上がってくる。
また、性の快感を知ったことが私を大胆にさせ行動的にし、バイト先の男達に次々
と関心を持った。その性的な関心を正当化するために様々な理屈をこね回した。
そのような流れの中で中村と関係を持ち、捨てられ傷つくことになる。
そんな頃、母が栃木から下宿に来て、話合い、できもしないのに経済的に自立する
と宣言してしまう。
熱くなっていた学生運動の敗退、破壊しまくった大学には戻れない、学生ではなく
なって仕送り無しの経済的自立のためのバイト生活への大きな不安、中村との関係
も失恋で終わる。燃え尽きた、燃え尽き症候群。
私はあまりにも短時間に多くの不安と不安定を抱え込んだ。
その不安に怯え絶望し、私は自滅した。 日記によるとあんまりお風呂に入ってなかったみたいだよね
中村ともせいぜい三回ぐらいじゃないの? 二十歳の原点 案内のサイトに高校時代の下宿仲間の証言が掲載された。
>> 純粋でやさしい人、何事も本当にまっすぐで一生懸命やる方。
悦子さんはそんな高校生だったようだ。
純粋な性格というのはリスクが高い。更に一生懸命やる性格はそのリスク
を顕在化させ実現してしまうことにつながる。
以下、そこからコピー。
─高野さんについて当時思ったことがありますか。
A:八重歯があって茶目っ気な笑顔、セミロングのおかっぱで小柄でした。
とにかく明るくてかわいらしくて気持ちがやさしかった方でしたけど、
意外と繊細な感じがしたの。
Y:ものすごく純粋だっですよね。
A:やさしくて本当に純粋な感じでいい人だったです。でもその純粋なとこ
ろがあったから、彼女が亡くなったのを聞いた時に“何か挫折したのかな
あ”って思ったんです。
ちょっと弱いと言ったら変ですけど“もろいところがあったのかなあ”って。
あまりにも純粋でいろいろ考えて突き詰めて考える人だったんですよね、きっと。
Y:その純粋さというのはすごく伝わってきましたよね。
A:ですよね。何事も本当にまっすぐ一生懸命やる方だったんですよ。 読んだ。
純粋、真面目、一生懸命というのはあのサイトに出てくる証人たちが異口同音に言っているので、ほぼ間違いないだろう。
明るいか暗いかについては、意見が一致していない。
繊細かがさつかについても、諸説ある。
面白いのが、同級生で部落研でも一緒だった市議の「合宿所で大の字になってガーと昼寝していて驚いた」という証言。
あと3日風呂に入らなくても平気である旨が日記から読み取れる。
したがって、ある面がさつな所(少女っぽく無い所)があったのではないか。 あと、むかし栃木に住んでいたとき、宇女高のOGはプライド高い(というか宇女高出身であることを喜んで言いたがる)という印象があったけど、今回の証言を読んで昔からそうだったのだと改めて感じた。
こういうのは、ぽっと出の進学校にはない。伝統名門校の証だね。 案内サイト見た。
ジャーナリストになりたかったというのは初めて知った。
あと、宇女高ではピアノが弾ける人は何人も居たとか
お父さんがベレー帽被って着たとか
一般庶民とはかなり違う生活だったんだな >>912
私は埼玉出身だけど、埼玉も浦和高校と浦和一女という
県内最高レベルの学校がある
中学時代の友人が一女に逝ったりしてるし
歴史がある県内屈指の進学校の在学生のプライドが高いのはよく知ってる。
でも今時女子学生だけを集めてる下宿があれば
そりゃ周囲は大変な騒ぎになるわなw 西那須野中学→宇都宮女子高校までは良かった、立命館大学文学部は最悪。明らかに間違った選択だった。
家族の目が届かない、一人暮らし、左翼の拠点等々、最悪な環境。 悦子さんのお父さんが京都大学出身なんだから
どういう土地か分かってたはずなのにねw
お姉さんのひろこさんが日大に行ったから
自分は古都・京都に行きたいと駄々こねた結果、悲劇になってしまった 日大は東大と並んで闘争の激しかったところだから、カッコちゃんが行ったらえらいことになってた。
やはりベストは地元の宇都宮大かな。宇女高からの進学者多いし、左翼活動いまいちだし、自宅通できるからね。 彼女は史学をやりたかったんだから
都内でも良かったのにね
立教を蹴って立命館に行ったんだよね いやいや、もし日大に行っていたら、日大闘争はもっと激しかっただろ。
彼女はどこに行っても、そこで自己の純粋さを徹底して追及しただろうし、
関西に行ったから悲劇とかの見方は浅すぎ。 その立教も学生運動やってたし、リスクを最小限にするなら宇都宮大学だったと思う。 例の成人式の晴れ着は、結局着なかったことが「案内」サイトに書いてあった。
自分らしいと言って洋服で通したそうな。
両親はさぞがっかりされたことだろう。 中村さんと本当に肉体関係あったのかな?
「6月2日中村とのリレーション。4・27、5・13、5・19、御所で2回あい、テレを数回。一体彼との結びつきはどんな関係であったのか。彼との結びつきは単に肉体のみであったのかもしれない。」
この「彼との結びつきは単に肉体のみであったのかもしれない」という表現は、単に「精神的な結びつきはない」という意味合いで使っているのじゃなかろうか?
一緒に飲んだり、話したり、あるいは手をつなぐくらいはあったかもしれないが、その程度のことを言っているのではないかという気がする。 少なくとも中村さんとの肉体関係を示す記載は一切ない。
ワンゲルの小林にやられてしまうシーン(12/17)や、鈴木との肉体関係を夢想するシーン(4/22)はあれほどリアルに書いているにもかかわらずである。 >>923
もちろん今となっては正解はだれにもわからない。
しかし中村さんが登場する以前から、日記の随所に見られる悦子さんの性に対する非常に積極的というか
開放的な言動(自慰行為の習慣、酔った勢いで初体験等々)からすると、中村さんと肉体関係を持っていたと
考えるほうが自然。 >>924
出版された日記は悦子さんが書いたオリジナルに比べるとかなり編集されているから、
中村さんとの肉体関係に関する記述はオリジナルにも書かれていなかったのか、
それとも出版の段階でカットされたのかは何とも言えない。どちらの可能性もある。 ラストの辺りは眠剤を飲みながら過ごしているからあまり書いてなかったんじゃないか? 睡眠薬を飲みだすのは中村から避けられるようになった後。 しかしあれだ、肉体関係なかったとすると、中村さんはかわいそうすぎるな。
何度か御所や飲み屋でデートして、「こいつ重すぎ、うざいわ」と思って離れたらそれを苦に自殺され、その後ベストセラー作品になって襲い掛かってきたわけで、気の毒としか言いようがない。 元々はたぶん飲み屋で意気投合して
それから御所デートじゃない?
中村さんは自分に彼女が居るから
二股しないために悦子さんを避けたのかもしれない。
そうだったら中村さん、可哀想すぎる 中村さんは
本が出たことで国際ホテルにいずらくなり京都ホテルに移った。
その後、癌で病死。
ストレス、半端なかっただろうなぁ >>932
大学生をもてあそんで自殺に追い込み親の面会からも逃げるような人間だ
当然の報いだろう >>931
中村と最初に意気投合するのは4月27日
スナックで中村と一緒に話し、一夜を飲み明かした。「火遊び的な関係を持った」という記載もある。
しかしこの前日まで中村ではなく鈴木に恋愛幻想を抱いている。
よって、この「火遊び」というのは今まで好きだった鈴木とは別の男と恋人同士のような会話をしたという程度の意味かもしれない。
脳内浮気みたいなものか。少なくとも肉体関係を示す記載は一切ない。 6月15日の記載
「愛に関しては大きな変化があった。肉体関係がすべてを解決するという甘い幻想を抱いていたが、それは単なる物理的な結合であった。」
これを読むと、やはりあったと思わざるを得ない。
よって中村さん被害者説は却下 今でも悦子さん人気というか読者が絶えないんだね
時代が違っても共感する若者は多いのか・・・
高校の視聴覚室の前の黒板に詩が書かれていた
この人、自殺願望があるのかな・・と読んだ後感想言ったら、級友が自殺したよって・・・
もう半世紀近くも前のことだわ
月日は矢の如く・・だね 中村さん被害者説は却下というより
コロコロ男を変える悦子さんにも非があるのでは?
一方的に好きになって一方的に自滅してしまった。
原点冒頭の1969年1月2非の日記に
「自己主張が強い、というよりわがままだ。他人の心情を
察することが出来ない・・・・」
この文章が暗示にように思えるのは自分だけかしら >>937
実は男変えてないんだよね。中村の前は鈴木だけど、鈴木とはほぼ何もない。幻想を注いだだけ。
残念ながらカッコちゃんは、ちゃんとしたお付き合いを誰ともしてないんだよね。あんなにかわいいのに。 それにしても、だ。
大学→もうめんどくせと学費を払わない
学生運動→幻滅して挫折した模様
恋愛→一方的に発情して一方的に自爆
サークル→なんとなくやる気が起こらず(ry
かっこちゃん、全てが中途半端です・・・ 1971年7月17日毎日新聞夕刊「若い世代の共感を呼ぶ」より
・・・(「二十歳の原点」が若者達の間で熱狂的なブームになっていることに触れたうえで)・・・
ところで出版に踏み切った高野さんの父、高野三郎氏の気持ちは複雑。
「よく読まれているのは嬉しいが、私としては自殺を止められなかったことを深く反省している。
むしろ同年代の娘さんを持つ親の人たちに読んでもらって、二度とこのようなことのないようにしていただきたいと思う。
私は自分が親として“失格者”であることを強調したつもりだが。」 >>939
その中途半端さが自己評価の低さにつながり、ひいては自殺へと。
しかしそういった未熟さゆえに、多くの読者はカッコちゃんを愛おしく感じるんじゃね? 中途半端な自己評価・・・
関東出身だったよね
もし、立教、青山、・・・あとどこだ・・・というような大学に行っていたらどうだっただろう
自殺はしなかったんじゃないかな
確か、うろ覚えだけどお姉さんがいたのかな 誰か詳しい人おしえて。
初版の「原点」単行本の巻末に出ていた父三郎さんの手記「失格者の弁」の中で、恋人候補が渡辺→鈴木→中村と変遷し、いずれも絶望に至ったとある。
この渡辺って、いくら原点を読んでも出てこないんだけど、一体誰?
知ってる人カモン それは中学時代の杉本君のはなしだろ。
「案内」に本人登場してるよ。
俺が知りたいのは渡辺。
映画「二十歳の原点」では赤いマフラーの全共闘リーダーとして出てくる。しかし原作には見当たらない。
不思議だ。どうなってるんだ? >>946
原点の3月11日と15日に名前が出ている。
(3月11日)
シアンクレールで渡辺のことをボンヤリと思い浮かべていた。(中略)9時、店を出て恒心館にいった。
渡辺が、もしいたらというか心細い幻想をいだいていて。
この記述からすると、悦子さんと同じように闘争に参加していた活動家だったんだろう。映画のように
全共闘のリーダーかどうかはわからないが。3月15日の日記では渡辺への思いを断ち切ったことが書かれている。 個人的に気になるのは
彼女の金銭感覚。
今月はタバコと酒に5千円使ったとか
今の時代だと5万円くらい?
金銭感覚が荒すぎて、かなり引く。
バイト代も恵まれてた方だし、更に実家から高額な仕送り。
その割には金がないという記述が多くて
一体、どんな感覚をしてたんだ。
それでいてブルジョワ性の否定とか失笑千万 >>949
>>948のリンク先でも指摘されているけれど、結局そういうプチブル感覚から抜け出せなかったことが、
悦子さんの思想的限界であり、いくら理屈をこねて立派なことを言っても、所詮はお金持ちのお嬢さんの
「革命ごっこ」にすぎなかったということになってしまうんだよね。 >>949
そりゃ、自暴自棄に生きていて、死を考えているのに、節約とかするわけないわ。 やっぱり>>948のリンクを読むと
中村さん被害者説だと思う
あと、思ったのは
なんで部落研に入ったんだろう。
関東だと部落っていわゆる集落みたいな感じなんだよね。
被差別部落なんて、まるで認識が無い
ただ、あの本がある限り被差別部落の実態が残るというのは
現代のブラックジョークだと思ったw >>952
あの当時の大学は「部落問題研究会」とか「社会思想研究会」といった
社会科学系の学生サークルが新左翼セクトの出先機関になっていたので、
積極的に闘争に参加しようと思ったら、そうしたサークルに入るのが普通だった。 >>948
このリンク先の記事、すごいな。「原点」に登場する部落研の先輩で、しかもカッコちゃんが一瞬だけど好意を持った人物本人だ。
非常に貴重な証言だし、あの時代、あの場所を共有した人しか書けないような考察をしている。
なんで「案内」の管理人はこの人に取材しないんだ? >>952
ワンゲルの小林が諸悪の根源って説は俺も支持する。あの事件を境にカッコちゃんはおかしくなってる。
その延長線上に中村さんとの関係があるわけで、その意味で中村さん「だけ」が悪者になるのはおかしいわな。 >>949
まあそんなこと言うなよ。上流階級のお嬢様なんだから、1万2万をケチるという感覚ないのは当然じゃないか。
お父さんはある日子供たちのために総額20万円(だったかな)の百科事典や英語の地図やウェブスター辞書を爆買いするようなご家庭だぞ。
しかし悲しいことに、そのウェブスター辞典を、カッコちゃんは古本屋に売るんだよ。二束三文で。
お嬢様ってそんなもんだよ。 他にも>>953
でもさ
かっこちゃんはそもそも学生運動をやりに立命館に入った訳ではないんだよ
史学をやるために立命館に行ったのに、なんでいきなり部落なんだろうね
社会勉強のつもりでのサークルなら色々あったろうに それにしても
>>948の方、匿名だけど時々ここにも来てる感じがする
同時代の方は、ブログだのネットだのやらない世代だよ
なんとなくだけど、時々ここに来ている方のような気がする >>955
でもまあ多少酔っていたとはいえ、男と二人きりでラブホに行ったら、
その後どうなるかぐらい、大学生ならいくらなんでもわかるでしょう。
その気がないなら、ついていかなければよかっただけの話だし。
小林を一方的に悪者にするのも、気の毒な気がする。 >>959
ラブホじゃなくて旅館ね。
ちなみにネットにあがってるNHKの動画を静止画にしてよーく見ると小林に関する未公開の記述がいろいろ見える。
さらによく見ると小林の○○も・・・・これ以上は言わない。 当時って今みたいなラブホじゃなくて
連れ込み旅館みたいなのが主流じゃない?
部屋に通されて、お茶とお菓子が置いてあって
仲居さんが布団を敷く・・・って感じ? 小林=山口?
そこだけちらっと見えた
しかし、かなり出版されたものは編集されてるようだね 久しぶりに案内サイトをゆっくり見たけど
三条の隣保館のすぐ近くに住んでたことがあって、
壬生部落も懐かしく(?)思い出した
なんであんな所に銭湯?公園?って不思議だったなぁ
公園なんてほとんど人が居なかったのに
すぐ目の前が壬生部落の団地だったw >>962
「私はまがりなりにも、男と・・・」の次の行 悦子さんが所属していた部落研の先輩>>948の証言
2.高野悦子さんの印象(世間の手垢に染まっていない純真・無垢で自己主張が苦手な人)
私の彼女に対する第一印象は、純真で、フランス人形の様な可愛い女性だなと思った。(中略)
(現代風に彼女のイメージを言えばENEOSのCMに水素ステーションを見学に来た 能年玲奈さん編があるが、
あのリックサックを背負った雰囲気が高野悦子さんに良く似ている)
そのCM
https://www.youtube.com/watch?v=kwJ779ZPIYI
そうか悦子さんはこんな雰囲気の女性だったんだ。でもなんとなくわかる気もする。 当時、ともに活動した青年は明るくてまじめな子やった≠ニいう」
(『敗北と挫折の終着点─「二十歳の原点を読んで」─』「京都民報1971年10月17日」
(京都民報社、1971年))としながら、「何不自由なく裕福な家庭から大学にきた彼女は、
結局のところ、部落問題を自分の問題としてとらえることができなかった」(同前)と
結論づけている。
この青年のことかしらね
上のブログ主 >>966
実物知らないけど、なんとなくイメージできるよね。この比喩表現だけでも、あのサイトの意義はでかいよ。 >>967
3:44-3:45のところ。右ページの一番下に注目 親が善良すぎる家の子って変な男に引っかかりやすいのかもね
疑わないから >>948 のリンクようやく全部読み終わったけど、非常に的を射ていると思った。
「案内」サイトは事実だけ並べてあるが、このサイトは悦子さん本人と関わった当事者としてかなり深い考察をしている。
それを言っちゃお終いでしょ、というようなぶっちゃけぶりで。少々手厳しいなとも思う。
すでに老成した者が未熟な女の子(しかも故人)をバッサリ切ってる感じがして、もうちょっとお手柔らかにと言いたくなった。
まあ総体としては存在価値の高いサイトだと思う。エネオス能年のメタファーも含めてね。 話題のNHK動画、3:44-3:45のところ。
静止画にして右ページ、最下部に「〇野は拒みつづ」と読める
これって小林の・・・・? >>971
要は、おかっぱ頭で地味な服装ってことだろ >>974
今まで高野悦子という人物は必要以上に美化、神格化されて語られることが多かったけれど、
>>948のリンク先の文章は、やっぱり実際はこういうことだったんだろうなと思わせるリアリティがあり、
なにより悦子さんと同時代を生き、悦子さん本人と関わった人だからこそ書ける「ぶっちゃけぶり」が
逆に新鮮だった。等身大の悦子さんを知る上で貴重な考察だと思う。 改めて序章を読んでみて
大学入学当初から男ばっかり求めてるよな、と思ったw
しかも自分から愛そうというものではなくて
愛されたい、のみ。
かっこちゃん、中二病をこじらせすぎ だけどお前ら、ああだこうだいってても、結局カッコちゃんのこと好きなんだろ?
薄々感じていたことを>>948のリンク先の人に喝破されちゃったど、いかにカッコちゃんが未熟かをあの文章で思い知らされたけど、
それでも暗闇に恥ずかしげに一人立っているカッコちゃんを愛してるんだろ?
そうだよな? みんないくつだよ
初版を読んだ人たちは平均で十代半ばから二十代
今60、70代
あんたたちいくつ? 検証するほどよくもまあ、熱く語れるな・・・卒業したら? 昭和39年生まれ、54歳
中学の修学旅行で生まれて初めて京都に行ったけど
あの頃はまだかっこちゃんが生きてた時代が残ってた
(ただし、その頃はまだこの本には出会う前だった)
その後20歳を過ぎて、自分の稼いだ金で
国際ホテルに泊まり、シアンクレールにも行った。
また、縁があって数年京都に住んだこともある。
京都が劇的に変わったのは
京都駅が今の形になってから急速に変わった。
その頃にシアンクレールも閉店したり
今ではもう偲ぶものは少なくなってしまった。 >>984
卒業できないんだ、これが。
名作たるゆえんでしょうな。 >>982
三十代半ば。夭折者の手記や創作物に興味があって、このスレをのぞいている。 60半ば、知ったのが高校2年、読んだのが19歳
悦子さんどこにでもいる女の子、こういう女の子もいるんだなと
19のときに立命館大に通っている妹から本が郵送されてきた
華奢な女の子、ませた女の子ぐらいかな
同性としては生き方考え方が違うなと
読後にすぐに忘れた人
ただ、前にも書いたけどこの人の詩を読んだ時に自殺願望のある人だね、、と言ったら
級友が自殺したよ・・・・って
だから印象にはある
時々手を合わせるつもりでココを読んでいるけど >>988
主語が無いからよく分からない文章になってるよ レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。