それが出版社の(財政上の)問題なのか、それとも翻訳作業そのものに時間がかかるためなのかよく分からないのだが、
ウンベルト・エーコの作品を例にとってみると、日本では「薔薇の名前」や「バウドリーノ」は原書刊行から10年後、
「フーコーの振り子」や「前日島」は5年後、
そして「女王ロアーナ、神秘の炎」は、刊行後11年目にあたる今年中に日本語訳が出ると予告されていたにもかかわらず、
これまた現時点では出版の見込みが立っていないようである(もともとは2013年11月刊行予定と予告されていたようである)。
 一方の韓国では、「薔薇の名前」こそ原書刊行から6年かかってはいるが、「フーコーの振り子」や「前日島」、「バウドリーノ」はいずれも2年後、
「女王ロアーナ、神秘の炎」も4年後の刊行だが、エーコの最新作である「プラハの墓地」はやはり2年後の2013年に出版されている。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsounob/35285683.html